webデザインの仕事をやっている人は、やはり意識が高い系の人が多いです。自分のデザインしたものが世に出るということでやりがいがある、承認欲求が満たされる・・・・
そういう満足感を求めてwebデザイナーになる人も多いです。
私の前の職場(製造業)にいたときにwebデザイナーの仕事をしていた人が中途採用で入ってきたので話を聞く機会がありました。その知人も最初は自分のデザインをやっていってクリエイティブな仕事ができるから・・・
ということでwebデザイナーの仕事を選んだのですが、やっぱり現実はただ使われるだけの労働者で、上の言いなりでデザインをしていた。
そして、webデザイナーの仕事はちょっと年を取ってからはキツイよ・・・と言っていましたね。
労働時間が長いわりに、給料も安くてずっと最新のweb技術を習得していかなければいけないので、労力がかかりすぎてちょっとこのままこの仕事を続けていくのはつらかった、だからここの中途採用を受けたということです。
この職場(製造業)の職場に来てからは、毎日定時で帰れるし肉体的・精神的な負担も減って「人間らしい」生活ができてるから助かる・・・としみじみと話していしたね。
webデザイナーの業界の闇的なことをちょっと聞いてみました。やっぱりブラック要素はありますよね残念ながら。
関連記事:デザイン関係の仕事は激務で薄給が多いのが現実
webデザイナーの仕事のきつい部分を見てみるとたしかに辞めたいと思う気持ちもわかる
webデザイナーはSE業界と似ていて、納期もあってそこに向けてデザインしますからね。やはり長時間残業になったり最新の知識の習得に時間を取られます。
若いうちなら体力があるのでイイですけど、知人も「30歳を超えるときつくなってきたからなあ」と言っています。その知人が中途で転職したのは31歳の時でした。
とにかく仕事が完了するまで永遠に職場で仕事をしているのがとにかくつらいということです。
永遠に仕事をするっていう表現がちょっと怖かったですね、その時点であまり関わりたくないと思ってしまいました。
やはりwebデザインの仕事は長時間同労で給料は安い ブラックの基本中の基本
webデザイナーというかweb系の仕事は長時間労働が「基本」です。SEの仕事もそうですけど、クライアントからの依頼で仕事が決まって納期もタイトに設定されます。
納期がタイトじゃないってことはまずありえません。会社としてはwebデザイナーをこき使ってガンガンと仕事をさせて、利益を上げていきたいですからね。
限界で倒れる寸前くらいのガチガチのスケジュールを入れてきます。ちなみにブラックな業界ってというい限界直前でギリギリで働かせるのってうまいですよね。
まあ、その人が精神的に病んで壊れてしまっても、代わりの人を補充すればいいだけなので人材が壊れてしまっても会社としては痛くもかゆくもないわけです。
だからwebデザイナーは労働時間は普通に深夜まで働いてずっと「全力少年」的に働かされます。
しかも残業代とかいうものは無いケースがほとんどなのでいくら仕事をしても給料は一定です。webデザイナーの年収の平均は360万円と言われています。
これもやっぱり給料を時給換算したほうがイイでですよね。
時給に換算すると700円とかになることも多いです。
休日も家に持ち込んで仕事をしたり、webデザインの知識の勉強とかもしなきゃいけないので、ずっと死後に拘束されているようなもんですからね。時給700円くらいだと高校生のバイトよりも安いということです。
現実は厳しいものですね・・・
関連記事:SEの仕事も時給換算するとけっこう700円とかありがちです
また、webデザイナーの仕事はほとんど昇給と言う概念がありません。webデザイナーはいくら年齢が高くなってもwebデザイナーなので、40歳になっても年収360万円の可能性が高いです。
いや、その給料のままだと結婚とか家庭を持つのはちょっと厳しいですからね。
webデザイナーのままでは給料は上がらないので、給料を上げるにはwebディレクターになるしかありません。
webディレクターになれば給料も上がりますけど、ディレクターはいわゆる「管理職」なので、webデザインをすることはなくなって、クライアントの打ち合わせの調整や従業員のスケジュール管理をしたりとデザインの仕事に直接かかわることは少なくなってきます。
まあ平たく言うと「詰まんない仕事」になるわけです。このあたりをどう自分の中で処理するかは仕事と割り切っていくしかないんですね。
クライアントの要求には基本は言いなりでクリエイティブな仕事をやってる感は皆無
webデザイナーになる人は自分のデザインを作って、webに発信したい。
クリエイティブに自分のデザインを作っていきたいといってこの政界に入る人も少なくないです。
ただ、現実はクライアントから言われたデザインを要求に沿って作っていくだけなんですよね。
そりゃ、有名なwebデザイナーとかになれば話は別かもしれませんけど、クライアントと話し合ってデザインを決めても最後はクライアントの「思い通り」のデザインになってしまいます。
そのデザインが明らかに「これってちょっと微妙じゃねえか?」っていうデザインでもその依頼があれば、その通りに作らなければいけませんからね。
webデザイナーといっても、会社に勤めている間はサラリーマンと一緒で、上の意見にがクロでもシロと言わなければならないのはどこでも一緒です。
自分の考えたデザインを自信をもって提案しても、あれこれとダメ出しを食らって結局、悲惨なデザインを作らなければいけないというのはちょっと「やる気」が無くなってしまうのも無理なです。
そういった自分の意志を殺してサラリーマン的なwebデザインの仕事を続けていると、webデザインを作っていくというやる気がだんだんと無くなってくるですね。
そりゃ、人間自分の言いと思ったものを作りたいのは当たり前です。それができないっていうのはけっこうな苦痛ですからね。
仕事として割り切るのはしょうがないことですけど、それだとwebデザインの仕事をやってる「意味」がだんだん無くなってくるような気がすると思うのは私だけでしょうか?
最新のweb技術を習得しトレンドに合わせたデザインをする ずっと勉強→心が休まらない 休む暇が無い
webデザインの技術て日々進歩してるんですよね。IT業界全般に言えますけど、毎日が勉強みたいなもんです。ずっと勉強ですからね。
これって、若いころは頭も回転しますし、新しいものを習得するという意欲もありますけど、先ほど言ったような長時間労働をしながら、クライアントの言いなりの仕事をしている状況で、しかも新しい知識を永遠に習得し続けるってかなり苦痛ですよ。
webデザインが本当に好きこの仕事以外考えられない・・・くらいに思っていた人でも、ずっと勉強しなきゃいけないとなってくるとだんだんとテンションが下がってきます。
それこそ30歳を超えてくると記憶力とかも鈍ってくるので、勉強自体がだんんだんと苦痛になってきます。
これを無理に続けているとwebデザイナーの仕事自体が嫌いになっしまいますからね。仕事がきらいになってしまったら本末転倒と言うものですよ。
webデザイナーの労働環境がキツイ辞めたい場合はフリーランスになるか異業種に転職するかの二択です
webデザイナーの仕事がきついし給料安いし辞めたい・・・と言う場合には選択肢は2つあります。
webデザイナーとしてフリーランスになる
異業種に転職する
と言う選択肢です。webデザインの仕事がきついといっても最初はwebデザイナーの仕事にあこがれてこの仕事を始めた人でも、会社に雇われているということでクライアントの言いなり、長時間労働でしかも給料が激安の状況に嫌気がさしてきたわけです。
フリーランスになると言っても、会社を辞めてクラウドソーシングなどでの案件を自分でもぎ取ってくるのはむつかしいので、最初は会社の仕事とは別に副業的なスタイルで自分個人での仕事を開拓していくのがベターです。
副業的にやっっていって徐々に自分の案件が軌道に乗ってきたら、完全にフリーランスとしてやっていく・・・・と言うスタンスのほうが安全ですからね。
それか、もうwebデザイナーの仕事にあまり未練が無いという場合には異業種に転職するべきです。
先ほどの綿ぢの知人はwebデザイナーから製造業(自動車部品)の中途採用で入ってきたわけです。31歳でしたね。35歳くらいまでなら異業種への未経験での転職も無理ではありません。
未経験といっても正直、パソコンをまともに使えない人が多い会社って多いんですよね。
資料作りとかそういった場面でも、パソコンが苦手なひとってけっこういます。そんな状況なのでwebデザインができるということは、資料作成は会社のPRをしていく部署を転職で狙ったり、広報担当の部署を狙ったりすることもできます。
知人の場合はとにかくもう長時間労働がイヤだというということで、「定時で帰れて」「休みがきちんと取れる」と言う基準で求人を紹介してもらってこの製造業に中途で転職してきました。
いわゆるホワイト工場なので、定時でしっかりと帰れます。それでいて残業代もつくし週に2日休めますし、ボーナスもほどほどに出ます。それに昇給もありますしね。
知人は工場の現場から情報システム室に入って今はパソコン関係の仕事をしています。
工場の現場ってか定時で帰れて、有給も完全消化できて、土日休みで、正月・ゴールデンウイーク・お盆と長期休暇があって給料もそこそこいいんですよね。
ないより人間関係が薄いので変なストレスがたまりにくいです。
関連記事:ホワイト工場は美味しい仕事ですよ
異業種に転職するというのも選択肢の一つんなんですね。
異業種と言っても、今時はどんな職種でもプレゼン資料を作ったり広報活動でPR資料を作ったりするのでwebデザイナーでのスキルが全く生かされないということは少ないです。異業種への転職のポイントはいかに優良な求人を紹介してもらうか?ということがとても大事です。
webデザインの仕事はあこがれの仕事だが・・・
webデザインの仕事って私も昔やってみたかったんですよね。でも、デザインセンス皆無の私には到底無理な仕事でした。
やりがいのある仕事の反面、長時間労働で低賃金の仕事っていうのはたくさんあります。
私は、「仕事がユルくてそこそこ給料がもらえる定時で帰れる仕事」というのを選んだのでもうそういう激務な仕事はできません。無理です。体がついてきません。ちなみに製造業のホワイト工場です。
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仕事ってどういうスタンスでやるかは自由です。長時間労働で低賃金でも好きなライいて人もいますからね。ただ、私は絶対に嫌だというだけです。
だって、生きがいとかはプライベートの時間がたくさんあったほうがイイにきまってますからね。仕事は仕事で短時間でそこそこお金がもらればそれでいいって考えです。
だからこういったブラック企業が大嫌いだよってサイトやってるんですけどね( ;´Д`)仕事を選ぶのはあなた次第ですけど、効率がいい人生を送るのはやっぱり長い目で見て必要になってきますよ。