塾業界というと、子供の勉強の手助けをするという一見やりがいがあるような業界ですよね。実際そういうことが目的でヤル気のある人で割と高学歴な人が塾業界に就職するケースも多いです。
ただ、塾業界は「人材の墓場」と言われていて、就職しても激務とほぼ斜からのクレーム、業界自体の衰退でかなり厳しい労働環境を強いられるわけでですよね。そうなんです。昔は子供の人数も多かったんですけど、今は少子化の影響で塾業界は完全に衰退産業になっています。子供たちをなんとか集めまくって経営を続けていくみたいな綱渡り状態の業界です。
あと、塾講師の仕事って基本サービス残業で長時間労働で低賃金なんですよね。典型的なブラックな業界です。手取り15万円以下でボーナスもロクに無いっていう正社員の塾講師がけっこう多いです。
なんでこうなるかっていうと、資料作りとかテスト採点するとか授業をやってる時間以外の雑用がめちゃくちゃ多いのと、それこそ少子化で塾業界が人件費を圧縮しまくってるからですね。そりゃ給料も安いですよ。だからこのままこの業界に居ても正直未来はあまり明るくありません。
関連記事:中学校教師も激務ですね 教員系は本当に仕事は激務が多い
塾業界は子供の成長を見たいとかのやりがいだけで入ると危険な業界です それなりに覚悟が必要ですね
塾業界は総合職いになったり塾講師になった理がありますけど、新卒の人間が塾業界に間違って入ってしまうと大変です。
実際に過酷な仕事内容で、離職率が高くて知人の塾は新卒の9割は1年以内で辞めてしまったそうです。
「勉強を教える」と言う部分だけに惹かれて、けっこう高学歴な人が塾業界に入ってきますけど、今時の塾ってもう超絶ブラック企業なんですよね。ブラック企業の情報はたくさんありますけど、塾業界って意外とブラックとは知られていないので間違って新卒でも入ってくるみたいなんですよね。
「生徒に勉強を教えて成長に喜びを感じる」というやりがいは確かにありますが、そのやりがいのみメリットであとの98%がデメリットになってしまう業界が塾業界なんですよね。
これって普通に小学校・中学校の教員とか保育士とかで「子供が好き」とかいう理由で安易に子供相手の業界に入ってくるんですよね。
だいたい当たり前ですけど、子供は大人じゃないです。そもそも大人相手の仕事だったけっこうきっついのに、それに子供がプラスしてしかもその保護者とかの相手をしなければいけないってのはダブルできついですからね。
具体的な塾業界の悲惨な状況をピックアップ
塾業界がどうしてブラック企業なのかを具体的に見ていきましょう。上げるとキリがないのでポイントを絞って挙げていきます。というか子供相手でしかもその親が絡む仕事ってのはダブルパンチで人的なストレスがあるうえに面倒な資料とかテストの採点とか、悩み相談とかでけっこうきっついですよね。
保護者対応が無間地獄でキツイ
塾に勤めていて電話に出るとたいてい保護者からのクレームというのが定番です。これって朝から夜までクレームが途切れることなくきます。
保護者は自分の子供のことになると自分を見失いがちです。自分の子供「だけ」がかわいいわけですからね。「成績が上がらないどういうことだ?」とか冷静に考えると理不尽なクレームもたくさん来ます。
保護者と生徒はお客さんなので無碍な対応もできないのでエンドレスのクレーム対応になります。
拘束時間がとてつもなく長い
塾って、平日とかは学校が終わってから塾が始まるので、午前中はフリーのような気がしますが、実際は午前中は保護者の面談・相談があって、そのまま授業に入り終わるのが22時くらい。
そこから教室を片づけたり、保護者のクレーム対応や事務処理をすると結局帰るのは終電ギリギリになります。それか塾に泊まり込みにるという悲惨なことになるんですよね。
こういう生活をしているとだんだんと身体が壊れてきて精神的に厳戒になってきます。休憩もろくに取れませんし休みもほとんどない業界です。
夏休みと冬休みの忙しさは人知を超えている
夏休みと冬休みは子供が休みで当然午前中から授業があります。子供はテンション上がりまくりでその対応に疲れます。
子供同士で喧嘩したり、気分が悪くなる生徒のたいおう、怪我人も出ますしとにかく授業にプラスしてずっと子供のお守りをするみたいなものです。
こうなると保護者のクレームも倍増してその対応にも追われます。夏休み冬休みは塾業界に勤める人にとっては「地獄」そのものです。
ヘタに出世して主任とかになるともう休みは全く取れなくなる
ほんの少しの手当てが上がるだけで、中途半端に出世して主任とかになると責任おわされて全く休みが取れなくなります。
休んでいるときに何かクレームとかがあったら、どのみち休日でも呼び出されて対応させられます。
塾の最大のイベント入試の時期はもうブラックの絶頂
入試の時には生徒を応援するんですよね。入試会場に行って朝「がんばれー」とかやってる人いるでしょ?あれです。
これって前の日から入試会場の校門の前に陣取って、場所取りするんですよね。入試の時期は真冬なので、この場所取りをするのはヘタすれば命に係わるくらいに寒いです。これが入試の時期はいろんな入試会場で連続で続くわけなんですよね。
当然ですけど、残業もサービス残業で手当もありません
塾業界は残業して成り立っていますけど、当然残業代は出ません。そして休日もクレーム対応などで強制的に出社させられることも多くてまともに休みが取れません。
一年中働いていることになります。こうなってくるとだんだんとストレスが溜まって「うつ状態」になってきます。
その前に耐えられなくて辞める人お多いんですけどね。そりゃこういった状態ならすぐに辞めるほうが正しい行動なんですよね実際。
塾業界での仕事が限界なら労働環境を変えていきましょうね
そもそも塾業界は最もクレーム処理が多い業界だと言われています。親っていうのは子供のことになると周りが見えなくなるのはよく言われることですよね。
私も営業をやっていたことがありますが、とにかくこの「クレーム処理」というのが一番やっかいで気力体力を消耗します。
そしてクレームを処理したところで自分仕事が減るわけじゃないし、ただの無駄な時間になるわけです。
クレームが一番多い業界ですよ。考えただけでゾッとしました。クレーム処理を経験したことがある人ならわかると思います。
そういった労働環境はやっぱり変えたほうがイイんですよね。そのまま塾業界にいたとしても、こういう状況では長続きしませんしね。精神的にが限界が来るのもそんなに先ではありません。
少子化はどんどん進んでくるので、もう塾業界の授業と供給のバランスは完全に崩れてきています。子供が少ないなら塾も
必要ありません。そういう衰退する業界はブラック業界になるのは当然です。人件費を削るしかないので一人当たりの仕事は増えていく一方です。
他の業界に幾個をと検討するいい機会なのかもしれません。
人生は長いので労働だけにとらわれて生きていくのはもったいないですよ
人生は長いので、労働だけで日々過ごしていくのはもったいないです。普通に趣味をやって、友達や恋人と過ごしたり家族そ過ごしたり。ゆっくり休養して楽しい日々を送るというのが人生の目的だと思います。
そういった当たり前の人生が、ちょっと職業選択を間違ってしまうととたんに悲惨な生活になってしまいます。
こういうブラックな業界がある中で、普通に休みも多くて、残業代もつく会社はいくらでもあります。そういった会社は
転職サイトで探せば求人がたくさん見つかれます。自分で労働環境を変えていくことをしないとずっと塾業界にハマって抜け出すことができませんよ。
塾講師とやっていた知人がいましたけど、やっぱり余りに賃金が安すぎる上に、けっこう働く時間帯も遅い時間からなので、体調を崩して辞めたと言っていました。夜遅いですからね。それから資料作ったり、テストの採点とかするんでかなり不規則な生活になります。
それでいて年収300万円をちょっと超えるくらいだと言っていした・・・・いやこれじゃあ生活できないだろ、どんだけ足元みられてるんだってとこですよね。
やっぱり心底思うんですけど、仕事は個人というか対人間を相手にする「BtoC」の仕事は仕事として選ぶのはやっぱきついですね。
塾講師もそうですけど、販売、介護、保育士とか営業とかありますけど、企業間の取引がメインの仕事「BtoB」のほうがいいですよ。
関連記事:仕事を選ぶのは「BtoB」企業のほうがイイ
個人が相手の仕事って結局、クレームも細かいのが多くてそれにイチイチ対応したりするとメチャクチャじかんかかりますし、人間相手だと感情的人おおいですからね。塾講師なんて子供相手でしかもその親とかが、子供の成績がからんだりするので、めっちゃめんどくさいパターンが多いですしね。
対企業なら、そこまで個人相手ほど感情的になる人もいないですし、めんどくさい人間関係も激減します。これは私がいわゆる地方銀行「BroC」から製造メーカー「BtoB」に転職したから間違いないですね。とにかくメンドクサイことが個人相手の仕事では日常茶飯事に起こります。
塾講師も思い切り個人相手ですし、とにかく親の対応とかめんどくさいですね。それで給料が激安で長時間労働でサービス残業ってこれありえなくらいのブラックっぷりです。塾講師をやってるってのも自分の身の振り方を考えたほうがベターですねガチな話。