夜勤でうつ病になる原因と予防方法【仕事よりも健康が大事です】

夜勤でうつ病になる原因と予防方法【仕事よりも健康が大事です】

夜勤をやってるけど、うつ病になりやすいってホントかな?

夜勤でうつ病になる原因てどんなのかな?

予防とかできるのかな?うつ病になったらどうすればいいのかな?

こういった疑問にお答えしています。

本記事を書いた理由

18歳から29歳まで工場で夜勤をやっていました。

夜勤をやってると「うつ病」になって休む人が多かったです。その経験をシェアしたくて記事を書きました。

本記事の内容

うつ病になる仕組み

うつ病になる仕組み

うつ病になる仕組みは以下の通りです。(うつ病にくわしい方はここはスルーしてください)

・脳内の神経伝達物質がたりなくなると「うつ病」になる

・ストレス・過労・環境の変化で神経の伝達物質がたりなくなる

・うつ病の症状

脳内の神経伝達物質がたりなくなると「うつ病」になる

うつ病は脳内の「脳内の神経伝達物質」が「たりなくなる」とうつ病になります。

「神経伝達物質ってなに??」というと

「セロトニン」「ドパミン」「ノルアドレナリン」といったものがあります。

これが「たりなくなる」とうつ病になります。

 


出典 うつ病こころとからだ

 

上の図で見ると、夜勤をやってると特に「セロトニン」が減ります。

「セロトニン」が減ると、不安・焦り・緊張などが出てきます。

ストレス・過労・環境の変化で神経の伝達物質がたりなくなる

「セロトニン」「ドパミン」「「ノルアドレナリン」が足りなくなる理由は

「ストレス」
「過労」
「環境の変化」

といったことでたりなくなってきます。

夜勤をやれば疲れますし、ストレスもたまりますし、昼と夜のシフトで環境の変化も激しいですし・・・・

うつ病になりやすいのは、簡単にイメージできます。

うつ病の症状

うつ病になるとよく出る症状です。

心の中の症状

気分が暗くなる
あせったり不安になる
もう消えてしまいたいと思う
何をやっても楽しくない
ヤル気が出ない
自分はダメだと責める
あたまがボンヤリする

体に出る症状

眠れなくなる(特にヤバイ症状です)
食べれなくなる
疲れ切ってしまう
心臓がドキドキしたりノドがかわく
体が重くなる(朝おきたときに布団から起き上がれないなど)

夜勤をやってると、ふつうに出る症状もあります。夜勤での疲れか、うつ病なのかはちょっとわかりにくいってのが、夜勤をやってる人でのうつ病です。

夜勤でうつ病になる原因

夜勤でうつ病になる原因

夜勤でうつ病になる原因は以下の通りです。

・夜起きてるので「セロトニン」がたりなくなる
・睡眠不足で体が疲れる
・夜勤だけの生活でぜんぜん楽しくない
・夜勤をやってるとうつ病になっても、気づかなくて悪化することが多い

夜起きてるので「セロトニン」がたりなくなる

結論を言うと、夜勤のうつ病の原因で一番のものは「セロトニン」が足りなくなるからです。

「セロトニン」とは・・・・脳内から出るホルモンで「幸せホルモン」と言われています。セロトニンが多いと幸せを感じやすいと言われているからです。

夜勤をやると「セロトニン」が減ります。セロトニンが減ると不安が出たり、意味なく緊張したり、あせったり食欲がなくなったりします。

夜勤でセロトニンが減る理由

「セロトニン」は昼に光を浴びたりすると増えるホルモンです。

夜勤で昼間寝てるとセロトニンは減り続けます。昼間に起きてないとセロトニンは増えないです・・・
セロトニンの分泌量

上の図のように、セロトニンは「昼間に起きていて日の光をあびると増えるホルモン」です。

昼間に寝て、夜に起きてるのでそりゃそセロトニンは減りますよね・・・

セロトニンが減り続けて、だんだんと不安や緊張やあせりが出てきます。

そのまま夜勤を長い間続けていくと、セロトニンが減り続けて、だんだん知らないうちにうつ病が悪化している・・・・というパターンが多いわけです。

睡眠不足で体が疲れる

夜勤をやってると、睡眠不足で体がだるいです。

どんなに、昼に寝ても疲れはとれにくいですし、体内時計は狂いまくってます。

これでは疲れはたまる一方です

これもヒジョーに、うつ病になりやすいです。

うつ病の原因で「体の疲れ」ってかなりダメージがきます。ブラック企業で働きまくって、過労でうつ病になるのと同じです。

夜勤をやることで睡眠不足→体が疲れる→うつ病になる・・・・こういったわかりやすい原因でうつ病になりやすいです。

夜勤だけの生活でぜんぜん楽しくない

うつ病は「生活に楽しみがない」となりやすいです。

夜勤をやってると、「仕事だけしかしていない」「パチンコしか趣味がない」って人もけっこういます。

うつ病は、生活を楽しめない、ネガティブな人のほうがなりやすいです。

夜勤をやってると、自分の好きな趣味をするジあかんも少なくなるし、体も疲れてきます。そうすると

「このまま夜勤をやってく人生って、なんてつまらないんだ生きていてもしょうがないな」

と絶望感を持つ人もいます。

生活が楽しくなくて、絶望感が出てくると、ヒジョーにうつ病になりやすいです。

これって、人の性格にもよるんですが、楽天家の人はうつ病にはなりにくいです。

夜勤をやっていて、ネガティブな人だと、生活が楽しくなくなって、うつ病になりやすくなったりします。

夜勤をやってるとうつ病になっても、気づかなくて悪化することが多い

夜勤をやってると、普通に体がダルイです。いつも疲れがたまっていたり、頭痛や吐き気などはあたりまえに出てきます。

参照記事:夜勤で吐き気・ゲリ・胃が痛い 腹の調子が悪くなる理由と解決方法

上で書いたうつ病の症状をもう一度見てみましょう

心の中の症状

気分が暗くなる
あせったり不安になる
もう消えてしまいたいと思う
何をやっても楽しくない
ヤル気が出ない
自分はダメだと責める
あたまがボンヤリする

体に出る症状

眠れなくなる(特にヤバイ症状です)
食べれなくなる
疲れ切ってしまう
心臓がドキドキしたりノドがかわく
体が重くなる(朝おきたときに布団から起き上がれないなど)

 

これって、夜勤をやってるとフツーに出る症状ですよね・・・

眠れなくなるとか、疲れ切ってしまうとか、やる気が出ないとか・・・夜勤やってればよくあることです。

夜勤をやってると、自分がうつ病になったかどうかって、よくわかりません。

夜勤での疲れだと思ってたら、うつ病が悪化していた・・・・ってパターンはホントによくあります。

夜勤をやっていて、ちょっといつもより疲れがひどい。なにもやる気がないとかいうのが、長く続くようだったら、内科か心療内科に行きましょう。

うつ病がひどくなる前なら、わりとすぐに回復する場合が多いので、ひどくなるまえに病院に行きましょう。

※本当に眠れないとか、自分はダメだと責める(死にたくなったりする)と考えるような症状が出たら、うつ病でも重い場合があるので、すぐに心療内科に行きましょう。

夜勤でのうつ病を予防する方法

夜勤でのうつ病を予防する方法

夜勤でのうつ病を予防する方法は以下の通りです。

・寝ることを生活で一番大事にする
・夜勤の生活でも楽しみを見つける
・夜勤はうつ病になりやすいと自覚する

寝ることを生活で一番大事にする

夜勤でうつ病になるのは、やっぱり「睡眠の質が悪い」ってことです。

昼に寝るとどうして上に書いた「セロトニン」が減ったりして、うつ病になりやすいです。

とはいえ、それでも、なるべく睡眠をとって、体の負担を軽くしていくことがとても大事です。

睡眠をうまくとれば、体の疲れも軽くなって、うつ病になりにくくなってきます。

夜勤をしてる人の質のイイ睡眠のとり方は夜勤で質のイイ睡眠を取るコツ【仮眠・サングラス・カーテンの重要性】の記事にくわしく書いてるのでどうぞ。

夜勤の生活でも楽しみを見つける

夜勤の生活をしてると、「仕事だけ生活」になりやすく、生きていて楽しみがなくなってきます。

できれば、簡単な趣味の時間や、友達との時間、彼女や家族との時間を大事にして生活を楽しいモノ・ハリのあるものにしていきましょう。

夜勤をやっていて、酒・タバコ・パチンコだけがストレス発散みたいになると、どうしても「生きていてもしょうがない」といった考え方になりやすいです。

夜勤をやってるので、体にムリが来るようなことやできませんが、生活に楽しみを見つける生活をこころがけましょう。

参照記事:夜勤でタバコが吸いたい 寿命がメチャ縮む理由とタバコをやめる方法

参照記事:夜勤明けでパチンコに行ってしまう理由【辞める方法あり】

夜勤はうつ病になりやすいと自覚する

夜勤をやっていると、昼間の仕事よりも、うつ病になりやすいということを自覚しておきましょう。

そうすれば、夜勤をやっている体に疲れをためるようなことは、あまりしないようになります。

また、「眠れない」「気分が落ち込む」「すっと体ががダルイ」「生きていたくない」といった症状が続くようなら、なるべく早く内科・心療内科に行きましょう。この場合はうつ病が重くなってる可能性もあります。

 

うつ病が重くなると、なかなか治りにくいので、早目の対応がとても大事です。

うつ病でも初期なら、生活を変えたり、薬を飲んだりして治りも早いです。

自分の症状をチェックして、「うつ病かも??・・・・」とチェックすることもとても大事です。

うつ病かどうかをチェックするのに使ってみてください。

参照ページ 「うつ病」こころとからだ

 

夜勤でうつ病になった時の行動

夜勤でうつ病になった時の行動

自分がうつ病になったと思ったときの行動は以下の通りです。

・心療内科に行って「うつ病」の診断だったら診断書をもらう
・診断書を会社に出して休職をする
・会社に復帰する場合には夜勤のない部署に異動をお願いする
・転職できるなら夜勤のない会社に転職する

心療内科に行って「うつ病」の診断だったら診断書をもらう

心療内科に行って診察してもらいましょう。

そこでうつ病でなければOKですし、もし、うつ病だったら、診断書をもらいましょう。

診断書をもらう理由は、会社に診断書を出すためです。

うつ病になると、場合によっては会社を休まなければいけません(休職といいます)

休職の場合は診断書に「2か月間の休職が必要」といったことを医者が書いてくれます。

休む必要がない場合でも、診断書を会社に出せば、夜勤のない部署に異動させてくれる可能性もあります。

診断書を会社に出して休職をする

診断書を会社に出したら、休職をします。

(ほとんどの場合は、うつ病になればうつ病は、会社を休んで休息することになります)(そうしないと、無理をしても悪化するだけだからです)

うつ病になれば、しばらくは「安静にして休養する」というのがとても大事だからです。

夜勤が原因でうつ病になったのなら「しばらくは夜勤をしない」というのが鉄則です。

休養をながら、場合によっては抗うつ剤を飲んだりして、うつ病から回復するように休職をします。

※休職する期間は、うつ病なら大抵はまずは1~2か月くらいです。その間にうつ病の症状がよくならければ、延長になったりします。そこは心療内科の医者との相談になります。

会社に復帰する場合には夜勤のない部署に異動をお願いする

会社を休職して、うつ病の症状が回復して来たら、会社に復帰します。

できれば、夜勤のない部署に異動したり、夜勤をはずしてもらったり・・・といったことを、会社にお願いしておくことが重要です。

うまくいけば、夜勤のない部署に異動したり、夜勤をやらないですむようになります。

とはいえ、会社の都合もあるので、そこは会社側との話し合いになります。

夜勤が原因でうつ病になったのなら、できれば夜勤のない仕事をするのがベターです。

仕事とはいえ、体がダメになったら働くこともできなくなります。まずは体を良くすることが最優先で考えましょう。

転職できるなら夜勤のない会社に転職する

もし、転職できるなら「夜勤のない会社」に転職を考えましょう。

夜勤が原因でうつ病になったのなら、その会社で夜勤をすれば、またうつ病が再発する可能性が高いです。

 

うつ病の再発率

うつ病の再発率
出典 うつ病.com

うつ病の再発率は50%以上と高く、夜勤が原因でうつ病になったひとが、夜勤をやれば・・・・・再発の可能性はどうしても高くなってしまいます。

夜勤のない仕事に転職できるなら、一度考えてみるべきでしょう。

夜勤のない仕事の求人の探し方は夜勤のない仕事の求人の探し方【夜勤のない業界】の記事にくわしく説明してるのでごらんください。

まとめ

夜勤をやってると、夜眠ることができないので、うつ病にはなりやすくなります。

うまく、睡眠を一番の生活にして、体に疲れをためないようにするしか予防方法はありません。

もし、「もしかしたら、うつ病かもしれない」と思ったら、なるべく早く心療内科を受診しましょう。

仕事も大事ですが、ぶっちゃけ体のほうが大事です。

うつ病といっても、うつ病が重くなると、体も動かなくなりますし、突発的に自殺してしまう人もいます。軽く見てると怖いのがうつ病です。

仕事よりも健康のほうが大事です。

自分の健康>仕事

私はこういった価値観です。健康をだいなしにしてまで仕事するのは、そこまで人生で無理する必要はありませんよ。体をいたわって仕事を続けてくださいね(/・ω・)/

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