製造メーカーの仕事の種類と内容を解説【異動の流れ・転職方法あり】

製造メーカーの仕事の種類と内容を解説【異動の流れ・転職方法あり】

製造メーカーの仕事内容はどんな種類があるのかな?くわしく知りたいな・・・・

それそれの内容ってどんな感じなのかな??

実際に入ったらどんな部署に行くのかな?希望は通るのかな?

製造メーカーに転職って実際どうやってやるのかな?・・・・

こういった疑問にお答えしています。

本記事を書いた理由

私は地方銀行から地元の製造メーカーに転職しました。

メーカーに入ってからは、製造現場→総務→生産管理→製造現場という異動がありました笑。

その経験をシェアしたくて本記事を書きました。

本記事の内容

製造メーカーの仕事の種類と内容

製造メーカーの仕事の種類と内容

私のいた製造メーカーの仕事内容です。メーカーによって多少違いはありますが、だいたい製造メーカーってこんな感じの部署と仕事内容です。

各工場の部署

・製造課
・技術グループ
・品質課 
・生産管理
・総務課

順番に内容を見ていきましょう。

製造課

工場のメイン部署です。製造課の中にも細かいグループがあって、

「作るものによってグループ分け」されています。

製品A・・・1グループ

製品B・・・・2グループ

部品加工・・・・3グループ

といったグループ分けされています。

各グループに「リーダー」がいてその上に「係長」が数人、一番上に製造課長がいます。(工場のトップには工場長が1人います)

くわしくは工場の正社員の製造課の仕事内容【ストレスの少ない工場メインの仕事】の記事にをどうぞ。

技術グループ

工場に機械のメンテや新しい機械を入れたりする部署です。工場でラインが止まったりするトラブルってけっこうおおいです。その時に復旧作業などで技術グループは大活躍します。

「リーダー」がいて製造課の課長が技術グループを管理しています。

くわしくは工場の正社員の技術グループ仕事内容【機械設備のエキスパート】の記事に説明してるのでどうぞ。

品質課

製品の品質チェック・品質向上を担当する課です。

製品の安全基準をクリアーしてるか、不良品が無いかをチェックするのが主な仕事です。ここも「リーダー」「係長」「課長」が一人づついました。

仕事が細かくて、本当に厳しい品質基準をクリアーするためにがんばってる部署でした。

品質課の仕事については工場の正社員の品質課の仕事内容【異動・出世ルートも説明】の記事でくわしく説明してるのでどうぞ。

生産管理

文字通り、工場の生産数を管理する部署です。

毎日の生産数を管理したり、生産予定を作成したりします。生産数の調整はジミに大変な仕事で、こまかい数字が得意な人が向いています。

ここにも「リーダー」「係長」「管理課長」が一人づついました。※管理課長は総務課の課長を兼任すています。

くわしくは工場の正社員の生産管理の仕事内容説明【身につくスキルが多い】に説明してるのでどうぞ。

総務課

工場の総務を担当します。いわゆる「何でも屋」ですね。派遣社員の募集をしたり管理をしたりします。

工場の経理や社会保険、福利厚生などの管理メインの仕事です。

地味なところでは落し物の管理から、工場での働きやすさの苦情などを受けたりして改善するのも仕事です。

ここも「リーダー」がいて「管理課長」が管理していました。※係長はナシでした。

くわしくは工場正社員の管理係(総務係)の仕事内容【経費・勤怠をやる何でも屋】の記事に書いてるのでどうぞ。

本社の組織

 

・人事課

・総務課

・経理課

・営業課

・購買部

・情報システム課

・海外事業課

 

本社の組織はこんな感じでした。やはり本社はある程度仕事のできる人が多かったイメージです。

人事課

会社の人事の仕事をしています。なぜか女性が多い部署でしたね。8~10人中係長、課長以外は女性でした。リーダー・係長・人事課長がいました。

人当たりのイイ女性職員がメインでしたね。女性の中ではかなり仕事ができる人が抜擢されていました。

ちなみに数名、社長秘書の仕事をしてる女性も含まれています。

総務課

会社全体の「何でも屋」的な部署でした。会社の福利厚生から、いわゆる不満の対応から何でも対応する感じの部署です。係長・総務課長がいました。

何でも柔らかく対応できる人がいました。心が広い人じゃないと務まらない部署です笑。

経理課

会社の経理を担当する部署です。仕事はかなり大変そうでしたね。

とにかく細かい数字を追っている仕事です。会社の規模がそれなりに大きかったので、決算時は毎日遅くまで残業してました。割とエリートが集結していましたね。

私もこの部署とは仕事でからみがありましたけど、経理課はきつそうだから行きたくないな・・・と思ったりしました笑。

リーダー・係長・経理課長がいました。

営業課

会社の取引先との交渉・商談。新規取引先の開拓。取引先との生産数を大まかに決める交渉、苦情処理などをする部署です。

ここもエリートというか仕事が出る人が抜擢されることが多かった部署です。会社の「顔」ですからね。リーダー、係長、営業課長がいました。

購買部

購買部は

「全部の工場の部品の発注や数の管理を統括する」

といった部署です。

工場では注した部品などを費用や数量などを計算します。

そこから利益率を管理したり、工場に利益を上げるための提案をしたりします。

数字に強い人じゃないと、なかなかこなせない部署です。

たいてい、各工場の生産管理部門で経験を積んだ人の中で、仕事ができる人が購買部に異動になったりします。

情報システム課

会社の生産管理システム、人事システム、経理システムなどの管理をしている部署です。

仕事はかなり細かい、地味な仕事でパソコンスキル、ある程度のプログラミングなどができる人が配属されてました。

プログラミングができると、希望を出せば情報システム課に異動できるケースが多かったですね。

システム系はトラブルがあるとメチャクチャ対応が大変です。対応力が必要な部署ですね。

リーダー、係長、システム課長がいました。

海外事業課

海外の工場との人事の調整、連絡、設備の調整などを行ってる部署です。

海外の工場とのパイプ役ですね。そのため海外出張がめっちゃ多い部署です。海外事業部から海外の工場の工場長などに移動するケースが多かったですね。英語ができる人がほとんどでした。帰国子女が多かったです。

リーダー、係長、海外所業課長がいました。

※本社にはそれぞれ課に「部長職」がありました。ちなみに各工場の「工場長」は部長職のあつかいです。

技術研究所

技術研究所という独自の部署があって、一つの建物の中にありました。

研究しているもの違いによって「グループ」がわかれていて、6グループくらいありました。

 

グループにはそれぞれ「リーダー」がいてそのうえに係長が3人ほど、そのうえに技術研究所所長という立場の人が一人いました。たしか所長も部長職扱いでした。

技術研究所はとにかくずっとこもりきりで実験を繰り返す部署です。帰りは遅くて深夜まで残業してました。

海外の工場海外に工場があって、現地の人を採用して運営していました。

海外の工場は、タイ・ベトナム・インド・中国・フィリピン・アメリカ2拠点などで7工場くらいありました。

各海外工場には国内からは4~6人づつくらい派遣されていて、現地で海外工場長が1人、製造・品質・生産管理の課長の地位についていました。後は補助の平社員とかもいました。

海外工場でもやってることは国内の工場と同じです。現地採用の人が現場をやってるのが違うだけです。

海外の工場については工場正社員の海外工場での仕事内容・異動・期間・出世について解説の記事にくわしく説明してるのでどうぞ。

製造メーカーに入社してからの部署異動の流れ

製造メーカーに入社してからの部署異動の流れ

製造メーカーに入社してからの流れは以下の通りです。

・入社するとたいていは工場現場を半年~1年くらいはやる。

・そのあと適性を見て、そのまま工場現場の人もいれば、工場各部署や本社に異動する。

こういった感じです。私のいた会社は新入社員でも中途採用でも、最初は「現場作業」をやってました。これは会社ん方針でした。

製造メーカーでも中途入社なら製造現場はやらないところも多いです。これは会社によって違います。

 

意外と異動の希望は通る

金融業界とかは異動の希望など全く通らなかったですけど、製造メーカーは割と異動の希望が通りました。

 

「私はこの部署で仕事をしてみたい」といったポジティブな異動希望から

「今に仕事がきつ過ぎるから、違う部署で仕事をしたい」というネガティブな異動希望も割と通りました。

 

とはいえ、ネガティブな異動希望をした人は、製造メーカーでも「出世コースから外れる」というのが普通でした。これはどんな会社でも同じですね。

文系・理系はあまり関係なかった

文系出身だと生産管理や総務、経理、営業などへの移動が多かったですけど、文系出身でも普通に技術グループや製造課、情報システム課に行く人もいました。

逆に理系だと技術研究所や情報システム課などが多かったですけど、理系でも経理課や総務、営業課に異動の人もいました。

あまり、文系だから・・・・理系だから・・・それに合った部署だ!! ということはなかったです。ある意味風通しのイイ会社だったわけです。

製造メーカーへの転職方法

製造メーカーへの転職方法

結論を言うと、製造メーカーへの転職は

・新聞の求人広告

・コネクション

・転職サイト

この三つでした。順番にご説明します。

新聞の求人広告

製造メーカーは意外と拠点が地方にあります。本社も地方にあることが多いです。東京などには営業所ってカタチです。

これは工場が地方に多いから、その方が管理しやすいからですね。

 

拠点が地方にあるので、意外と新聞の求人情報に製造メーカーの求人が載っています。これガチでバカにできないですよ。毎日、新聞取ってチェックしたほうがいいです。

特に転職は中途採用になるので、「たまたま」人が足りなくなったっていう会社の「タイミング」がメッチャ大事です。

タイミングが合うと意外とすんなり中途採用された・・・・的なことが多いです。

コネクション

製造メーカーは拠点が地方にある関係からか、

「親がAというメーカーにいたから子供もそこに入る」

ってパターンがホント多いです。

 

親戚とか、知人で製造メーカーの課長とかやってる人がいたら、すぐに「人を募集してないか?」と声をかけましょう。

これも地味な行動ですけど、やっておくと求人サイトとかに掲載する前の情報が手に入ったりします。

転職サイト

普通の転職サイトというよりは、「工場系の募集をしているサイト」を使うのがイイです。

製造メーカーでは工場現場から、普通に製造課のリーダー→係長→課長。製造現場から品質課に異動。製造現場から生産管理の部署に異動・・・・

こういことが普通です。最初は製造現場でもいいので将来性のある製造メーカーに採用されるのが最優先です。

工場系の転職サイトに登録して自分の入りたい工場の求人を見てみましょう。

工場専門の転職サイトは工場の仕事に就職する3つの方法【メリット・デメリットあり】の記事に詳しく書いてあるのでごらんください。

できれば正社員で採用されるのがベターです。

とはいえ、期間工や派遣社員から正社員になって人もわりといいるので、正社員採用が難しかったら期間工、派遣で入社するものありです。

派遣社員から正社員になる方法は工場派遣の仕事から正社員になる方法【工場以外の求人も見てみよう】の記事でくわしく説明してるのでどうぞ。

いわゆる「大手製造メーカー」に就職したい場合

製造メーカーに転職したい場合は、アドバイザーのいる転職サイトを利用しましょう。

いわゆる「転職エージェント」というやつです。

アドバイザーのいる転職サイトについては転職サイトを選ぶ方法【求人数の多さと担当者の質を重視】の記事にくわしく書いてるのででどうぞ。

 

大手のメーカーや業績が伸びているメーカーの現場の求人が意外とあります。転職は時間がかかるし、タイミングも重要なので早めに行動しましょう(/・ω・)/

 

以上で終わりです。

製造メーカーは業界的に仕事の風とおしがよくて、異動の希望なども通りやすい業界です。長く働く場所に向いている業界だと思います。

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