自分だけ仕事量が多くてこれって不公平じゃないの?
どうして自分だけ仕事量が多いのかな?理由はあるのかな?
自分だけ仕事量が多いときの対策方法ってるのかな???
こういった疑問にお答えしています。
レ本記事の内容
自分だけ仕事量が多くなる理由
自分だけ仕事量が多い理由は以下の通りです。
仕事ができる人ほど仕事を押し付けられるから
結論を言うと「仕事ができる人ほど仕事量が増えて」いきます。
もっと言えば、仕事をがんばってしまうと仕事量はその分増えます。
会社には2:6:2の法則があって
会社の中では
2割の人は仕事をバリバリやる
6割の人はフツーに仕事をやる
2割の人は仕事ができない役に立たない人
こういった感じの割合になります。
仕事をバリバリやる2割に人になると、仕事量は普通の人の2~3倍はやることになります。
理由は簡単。仕事をバリバリやるから、その分は仕事を押し付けられるからです。
給料が同じだったり、出世もしないような場合だったら、仕事をバリバリやってもメリットはほとんどないので、仕事ができる2割の人は損をするだけです。
仕事の量が多くてうつ病でダウンしたT君
実際に余りに仕事量が多くて限界だった知人のT君の話をします。
T君はいわゆる自動車の部品を作る工場にいました。
部品を作ると言っても、いろんな工程があって実際に部品を作る工程から、その部品を組み立ててその部品を完成品にしたり、完成した部品に欠損が無いかチェックしたり、その部品を作業者の場所まで運ぶ仕事だったりと工場内の仕事は多岐にわたります。
その中でT君は、「部品を作業者の場所まで運ぶ仕事」ってのをすることになりました。
これって後で聞いた話ですけど、今まで2人でやっていた仕事を1人でT君がやることになったみたいです。
ちなみにT君はその工場に異動してきたばかりでその作業が2人でやっていたなんてのは知りません。かるく2週間くらい引継ぎをしている時点で、引継ぎがいるかその時点では2人作業だったのですが、2人でもけっこうしんどい仕事でした。
その時点でT君は上司に「この仕事を1人でやるのは無理がある」と相談して今いた。でも直の上司(そのグループのリーダー)は
みたいな軽いノリで取り合ってくれませんでした。この時点でもうダメダメなフラグが立ちまくっていたみたいです。
そしてろくに引継ぎで完全に業務を覚えていないに1人で作業させられて、当然ですけど全然仕事が終わりません。そこから残業で夜の11時まで毎日仕事をするようになりました。
朝の8時から夜の11時まで、しかも肉体労働ですよ。そして、肉体的に疲れるだけならまだしも部品の仕分け作業なので部品の量もパンパ無いのでものすごく
神経を使う仕事です。もともと2人でやってた仕事を1人でやるのも無理がありますけど、それが深夜まで毎日やってだんだんと精神的に肉体的にT君は病んできたんですね。
もう限界が近い、ほんとにヤバいってことを上司に何度も相談したみたいですけど、その上司(リーダー)は頭が悪いのか、それとも意図的に無視していたのか
取り合ってくれません。
そしてその状態で2か月ほどたったときにT君がついに「パンク」します。
そう、うつ病で体が動かなくなるくらいの重症になっていたんですね。朝起きるともう布団から起き上がれないくらいに体が重くなって階段を昇ったりするのもしんどいくらいになります。それでも、会社を休むってことでT君は電話をしました。その時の上司の答えが
「何やってんすか?明日からは来れますよね?しっかりしてくださいよ」
といった返答だったそうです。そしてT君はその日、体を引きずって内科の病院に行ったら
と言われて、その足で心療内科に行ったわけです。心療内科にたどり着くまでもホントにしんどくて死にそうだったと言っています。
そして心療内科で
とソッコーで言われたそうです。その日から抗うつ剤をもらって飲んでいるみたいです。そしてその次の日に上司に電話すると
「Tさん、なんでこないの?」
っていきなり電話で言われたそうです。もうこの時点でT君はこの仕事辞めてもイイなって思ったみたいですね。
そして自分がうつ病になって診断書を送るから2か月とりあえず休むってことを上司に伝えました。
「うつ病で診断書が出ている」
ということを電話で告げると、上司の態度が急に変わったみたいです。診断書とかそういった書類には会社はめっぽう弱いですからね。
そして結局、半年ほど休職してそのあとT君はその会社を辞めてしまいいます。休職中から転職活動を始めて今では仕事のユルい別の製造業に入ったわけです。
もともとT君はかなり仕事ができる人でした。だから2人分の仕事を1人でやらされる羽目になったわけですけど、ここでもわかることが2つあります。
「仕事ができる人は、無茶な仕事量をやらされて潰される」
「仕事ができる人ほど、無茶をやらされて会社を去っていく」
ってことです。こうやって仕事量が多すぎると仕事のできる人は、尋常じゃない仕事量をやらされて、その会社に愛想をつかして転職してしまいます。
結果その会社はクソみたいな人材だけになって、会社はだんだんと体力を無くして最後はつぶれます。
仕事をやらせる量を「ちょっと忙しい」くらいにしている会社はかなり優秀な会社です。そうすればいい人材が流出することはありません。
自分だけ仕事量の多いときの対策方法
自分だけ仕事量の多いときの対策方法は以下の通りです。
・仕事はテキトーにやると決めて行動する
・仕事をできないふりをすると効果的
・転職する
仕事はテキトーにやると決めて行動する
結論を言うと「仕事はテキトーにやる」という強い意志を持つことが大事です。
マジメでがんばり屋さんなあなたは、ついつい仕事を全力でやってしまうのでしょう。
そうすれば、上司や同僚があなたに仕事を押し付けてきます。
あなたのまじめでがんばり屋さんの性格はなかなか変わらないので、
ってことが大事です。そうしないとずっと仕事を押しつけられて仕事量は増え続けていきますよ。
※もし、あなたが出世コースに乗っていて、仕事をバリバリやれば出世できそう・・・という場合には仕事量が増えてもやったほうがいいかもしれません。そこは自分で冷静に判断してください。
仕事をできないふりをすると効果的
結論を言うと、会社では
が多いです。
絶対に自分から「俺、仕事できないフリしてるんだよ、だって仕事バリバリやると仕事量がドンドンふえてくでしょ?」とは言わないです。
昔のように、仕事をバリバリやれば確実に給料も上がり、出世もできる時代なら、仕事が増えても、仕事をやるメリットはありました。
とはいえ、今の世の中、仕事をバリバリやっても給料が上がり出世できる人はごくわずか。かなりのムリゲーです。
だから、「ほんとは仕事はできるけど、できないフリをしてる人」はかなりいます。
理由は簡単です。
こうなるからです。こういったスタンスで仕事をしてる人は、今どきの会社ではかなり多いデス。
転職する
・だからといって出世して給料が上がるわけでもない
・もう仕事がキツスぎて耐えられない
こういった状態なら仕事を変えてみるのも考えましょう。
「この仕事じゃないとダメなんだ」「この仕事以外考えられない」
こういった理由があるならムリに仕事を変える必要はありません。
とはいえ、今の仕事にたいしてこだわりがなく、仕事量が多くてキツいだけなら、ムリして今の仕事を続ける理由はありません。
仕事量の少ないゆる仕事をさがしてみるために求人をちぇっくしてみましょう。
ブラック企業につかまらないで転職する方法は転職活動する3つの方法【効率のいい活動でブラック企業に入らない】の記事でくわしく説明してるのでどうぞ。
仕事量が多い会社は経営が危なくなる理由
あまりに仕事量が多くてとても仕事が回らない・・・・・ってのは、もう鉄板でこの世の中で仕事してればよくある状況です。
基本的に日本の会社で特に、大企業とか古い時代からある会社とか仕事の「効率」とか考えないで仕事をやっています。
そして、一番質が悪いのが、「いくらでも時間をかけていいから仕事をやり切った人間」のほうが「会社に貢献している」と思われることです。
仕事を効率的にやって定時で帰れてりる人がいるとすると、その人は更にガンガン仕事を増やされて、どんなに効率を良くしても仕事が深夜までかかってしまう的な状況になります。こうなると普通の仕事量の2~3倍をやる羽目になります。
逆に仕事をダラダラやって遅くまで残業とかしてる人は、仕事量自体は変わりません。
何が言いたいかって言うと、仕事が早くできるとか、仕事ができないとか関係なしにどのみち残業やらされてしかもサービス残業でやらされるってことです。
資料作り、終わらない作業、無駄な会議、顧客のクレームとかで時間を削られた上に、さらにその上に同じ仕事が倍倍ゲームで増えていきます。仕事ができる人ほど仕事を盛られます。
だから、仕事が減ることってないですよ。今の仕事量から「減る」ってことはその会社にいる以上あり得ません。そのあたりはあなた自身も薄々気づいているんじゃあいですか?
会社は従業員になるべくたくさん仕事をやらせることしか考えていません。
そりゃそうですよね。会社は従業員が死のうがどうなろうたどうでもいいわけです。建前では従業員は大事だとか言っていますけど、本音では従業員が倒れようが死のうがどうでもイイってのが本音です。だって会社って利益を上げること「だけ」が目的の組織ですから。
和気あいあいと仕事を仕様とか思ってる経営者とか少ないですよ。
とはいえ、長期的にに考えると従業員の仕事量が多すぎて離職することが多い会社はつぶれていきます。これに気づいていない経営者も多いです。
上述のように、仕事ができる人ほど仕事量が増えていくので、仕事ができる人ほど限界がきて会社を辞めていきます。
そして、最終的には仕事ができないボンクラばかり会社に残ることになります。こうなると会社はどうなるかは説明しなくてもわかりますよね?
関連記事:会社は規模とかじゃなくて「成長性」で選ぶべき理由