地方銀行員がブラック企業でやめとけとわかる体験談【銀行の闇】

大学生で銀行に就職しようと思ってるけど・・

地方銀行ってブラックと言わてるけどほんとなのかな?

実際の体験談を知りたいな・・・

地銀以外にいい就職先ってあるのかな???

こういった疑問にお答えしています。

本記事の内容

地銀の思い出 いやあいいブラック企業の思い出でで懐かしい

地銀時代にはいい思い出ってほとんどありません。なんというか人生の暗黒時代と言う感じですね。

仕事がブラックだと趣味も恋愛もヤル気ができませんしん、なんといっても「このままこの仕事で生きていくのか?」という絶望感で毎日イヤイヤ仕事をしていました。

仕事が好きって人はいないと思いますけど、あんまり仕事がイヤすぎると本当に精神的に病んでくるっていうのは今更ながらよくわかります。

営業ではサイコパス上司が基本

一年くらい内勤をしてから営業に出るというのが基本新卒職員のお決まりのコースです。

営業が融資や住宅ローン・投資信託などを獲得してくることで地銀の利益が上がっているわけです。

地銀の営業は昔ながらのドサ周りです。今でも地銀につとめている友人に聞いても現在もそんなに昔と変わっていないそうです。

とにかく足で稼いでお客さん(法人・個人)のところに回って融資案件やローン・投資案件を取ってくるというスタイルです。

一見効率が悪いように見えますけど、まだまだネット銀行やネット証券を使えない人はいます。

たぶん今の若い世代が高齢になってくるとこういった営業もなくなるんじゃないかと思います。

そういう営業なんですが、大きな支店では10人くらい、小さい支店では2~4人の営業がいます。

そう思い切り体育会系です。

体育会系の空気が合わない人はそこでもう無理な空気です。

私は学生時代は運動部で体育会系だったんですけど、それでもちょっとこの昭和な感じの体育会系は・・と思ったくらいですからね。

そんな環境だからいますよ当然パワハラ上司が。

「お前そんな成績で恥ずかしくないのか?」
「もう辞めていいよお前」
「取ってくるまで帰ってくるな」

とかわかりやすいお約束のパワハラ攻撃です。

地銀は転勤が3年くらいで異動があるので、こういうパワハラ上司が上になった時はやり過ごすのがうまいやり方です。

そのうちいなくなります。

ただ、運が悪いともろに4年とか5年の付き合いになります。こうなるともう地獄です。精神的に弱い人はギブアップします。

今考えるとなんでもっと早く転職しなかったんだろうと思いますね。

挙句の果てに、成績がいい営業とかには妨害とかしてきます。これガチであります。仕事の邪魔してそれで成績上げてこいとかいうんですよ。もう正気の沙汰ではありません。

でもこれがよくあるのが閉鎖された地銀営業ですね。いまでも多かれ少なかれあるんでしょう。

ノルマが厳しく営業成績が悪いと人間扱いされない

営業やってると「営業でのあるある」です。

成績が悪いと人間扱いされません。

なので、基本地銀に勤めるならコミュニケーションの力がないと厳しいですよ。それと繊細な人は向いていません。

営業ってある意味、ごり押しでローンとか投資信託をゲットしてくることも多いです。正直ネット証券とかネット銀行のほうが手数料安かったりメリットも多いんです。

そういうのわかってて、売り込むわけですから良心の呵責とかいっしゅんでもあったらやっていられません。

お年寄りとかに普通に投資信託売るわけですからね。もちろん商品の説明しないと法に引っかかるので説明はキチンとします。

ただ、相手が本当に理解してるかどうかは疑問ですよ。そんな感じの営業やってるんで、まあ心は荒んできます。

でもそうしないと成績が上がらないのでやりますよね。そういうのができない人が成績悪いわけです。

人間らしい人は営業に向いていません。まっとうな人間ですよね。そういう人はもっと職人とか研究職とかについたほうがいいですよ。

ほとんど職場結婚→ほかに選択肢が無い

職場結婚が本当に多いです。あとは見合いの結婚が次いで多いです。

仕事がハードで土日とかあんまり外にでたくないくらい疲れています。土日でもお客さんのところに行かなくちゃいけないですしね。

もちろん無償で行きます。持ち帰りの仕事も当然あります。

そんな状態なんで、学生時代からの彼女とかがいれば別ですけど、相手がいない場合は職場内で探すしか選択肢がなくなります。

職場内で探すのでまあそのまま結婚が多かったですよね。中には職場結婚して離婚してまた職場結婚するという強者がいました。

それ見て「職場しか男女関係ないのか?」とツッコミを入れたかったです。

それか見合い結婚も多かったです。

それだけ恋愛に費やす時間とパワーが無いということです。20代の一番いい時期を仕事オンリーになってしまうパターンですよ。これサラッと書いてますけど悲しい出来事です。

職場結婚のほうがこういった地銀特有の仕事のキツさを理解してくれるというのもあります。知らないとほんとにガチでこんなにきついの?と想像できません。

そういう意味では地銀で職場結婚が多いのは当たり前です。

支店長がパワハラ系だと地獄が始まる

小さい支店だと10~15人くらいの支店もあります。

そういうところに職員を奴隷としか思っていないパワハラ支店長がきたら支店は地獄になります。

そういう経験おを2年ほどしました。

いや本当に何度辞めようかと思いましたけど、まだ営業にじゃんってから4年目くらいだったので、「今辞めても仕事が無いかな?」みたいな根拠のないネガティブさがありました。

基本なぜかそういう支店長や上司に共通してるのが、店の成績は上げろというくせに、営業のやり方まで逐一管理したがって、逆に行動範囲や狭まってやりにくくてしょうがないということです。

成績上げろと言われればそのために工夫してやるんですが、そのやり方を全部否定して自分のやり方をやらせようとします。

結果成績が落ちて、自分のクビを占めるわけですが、正直「何やってんだこの人、いないほうがいいよ・・・」という風になります。

いてもしょうがないんですよね。お約束で部下のミスは擦り付けるし、部下の手柄は当然自分のものしますしね。

「お前そんな風に生きてて恥ずかしくないのか?」ということです。

でもね会社ではそういう人でも出世できたりするんですよね。ちなみにこの支店長と出会ったので転職を決意したんです。

ある意味恩人ということですかね。

お客さんの客層は悪い 地方だからねキチガイ老人とかいっぱいいたよ

地銀は客層が地域によっては悪いです。

会うたびにクレームつけてくる老人やおばさんが多いのも特徴ですね。

とにかく老人は主婦はじかんがあるので、クレームをつけることを趣味にしてるレベルの人間もいます。

こういうのとまともに付き合うとストレスがたまるので、適当にあしらっていますが、たまに人として言ってはいけないこととか平気で言う人もいます。

このおかげで「人間なんてこんなもんだよな」っていうことを知ることができたので大きな収穫でしたけど。

「ボールペンを家で落とした家の床が傷がついたじゃないか」

「その髪型が気にくわない、坊主にしてこい」

「この前すれ違った時あいさつしなかったよな 支店長呼んで来い」

とかこんなクレームがほんとにあります。

こういうクレームがあるともう脱力感しかありません。

地銀をはじめ金融は顧客に対して立場が弱いので、とにかくこういうクレームにも謝罪します。

このくらいのわけのわかラないクレームにも慣れてきます。なので普通の人間がとてもいい人に思えるような副作用があります。

個人事業主には変人が多い 

個人事業主は基本一人でやっているので、あまり社会をしらない職人系や税理士、美容室などがあります。

一番やばい経験では、美容室でおばちゃんがやっているのですが、またこの人が変人でした。

とにかくイライラしていて、集金に行くたびに怒鳴り散らす、本と大声で罵声を浴びせる。

「あんた、その曲がったお札はなんなのよ!!」

「ちゃんと答えなさいよ!」

とかまあキチガイ相手にしている感じです。というかキチガイでした。

いやあなた、まがりなりにも客商売でしょう。

そんなんでいいの?と思いましたけど、美容室をやっている人間がこういう人間性でもやっていけるんだ・・・・というのにも驚きでしたね。今考えるといい経験でした。

まず人間には表裏があって、今考えると「サイコパス」だったと思います。

経営者とかはサイコパスが多いと言いますが、それは本当でした。

お客さんの前ではいい顔しますが、自分の言いなりになる人間にはこういう態度で、しかも罪の意識が全くないというのが「サイコパズ」です。

たしかに従業員を人と思っていたらユニクロとかワタミとか電通とか・・・そうなりますよね。

もちろんこの美容室、転職してから数年後通りかかったら店を閉めていました。

この手の人間が人が変わっていい人になったという事例を今までみたことがありません。

手形が不渡りになって夜逃げされた 

担当の個人事業主が手形が不渡りになってしまいました。

翌日その件で事務所にいってみると、もぬけの殻でいた・・・

うーんこんなドラマみたいな典型的な「夜逃げ」があるんだとその時は思いましたけどね。

これけっこうなインパクトがあって印象に残っています。

ただ、逃げても負債が消えるわけではないので、その後どうなったかは本社にしかわからないですけどね。支店の管轄からはずれましたから・・・

これも切ない話でした。

仕事ができないから首にしたと自慢する支店長

さっきのパワハラ支店長の伝説ですけど、支店に来るとすぐに

「俺はここに来る前仕事ができないやつを何人も首にしてきた」

と一発目に言いました。

どう思います?こんな発言する人世の中にいます?

転職した先ではここまでキチガイはいませんけど、地銀とかではいるんですよね。

なんか勘違いしてる人間が。

実際、この支店長の親族がその地銀の役員をやっていたので、役員に言えば首にできます。実際首になっていました。

これ、今時なら労働問題で告訴されるぞくらいですけど、まだ当時はそういうのがおおらかな時代でしたからね。

この時からですね。「あれ?この組織なんかおかしくないか?」と違和感を感じるようになったのは。

営業で仲良くなると本当に結束が固くなる いい思い出です

ただ、悪いことばかりではなくて、営業をやっていると気が合う仲間は本当に仲が良くなります。

連帯感というか「一緒に苦労している仲間」っていうのはどうしても仲が良くなりますね。

飲みに行ったり、後ろ向きですけど仕事のグチをいったりする場所はどうしても必要でした。

そういうのがないとなかなかストレスを調整できなかったですからね。あの結束の固さといったらすごいですよ。

たまたま気の合う営業の仲間がいたときは楽しかったです。

これは仕事を選ぶ基準には待ったりませんけどこういういこともあるということです。

ちょっと美化いますけどね。美化でもしないと嫌な思い出ばっかりでウンザリするってのもあるです。

私は体育会系のノリって嫌いじゃアないですけど、あんまりそれが度を過ぎることがあるのが地銀営業のよくあるところです。

体育会系が嫌いな人は本当に地銀営業はやめたほうがイイですよ。

デメリットが多いですけど社会的信用はあります

今考えると地銀はお勧めできない就職先です。私が不器用だったのもありますが、うまくやっている人もいました。

マジメで正直な人はつらいでしょうね金融関係は。要領がよくて、口がうまくてあまり人間臭い性格の人はむかないでしょう。

仕事を仕事と割り切って、ほんとうにマシーンのように生きていける人なら向いていますし出世もします。

また、なぜか地銀に勤めていると社会的信用みたいのなは高いです。公務員と同じくらいあります。

不思議なんですけどね。今時サラリーマンといえども安定はしてないですし、将来性のある業種のほうがよっぽど社会的な信用は高いと思いますけどね。

田舎に行けば行くほどその傾向は高くなります。

そういう意味では社会的信用を得たい人なら地銀に勤める価値はあります。

大学生の地銀以外の就職先について

結論を言うと、金融系は都銀・地銀・信金などほとんどブラックです。

ブラックとわかっていて金融系に就職するか、それ以外の業界に就職するかです。

比較的ホワイトな業界は、製造メーカー、食品メーカーなどメーカー系、地方公務員といったところです。

もしブラック企業に就職したくない・・・というなら金融系はさけたほうがベターです。

地方銀行の仕事の現実を知ったうえで就職するかどうかを考えましょう。

すでに銀行に勤めている人へ

すでに銀行に勤めていて

「もう銀行の仕事がブラックすぎて・・・別の仕事をしたい」

と思っているなら、ほかの業界の求人を見るだけでも視野が広がります。

銀行の仕事だけが仕事ではありません。

特に営業の仕事はきついです。

営業の仕事以外の仕事をするだけでも、生活が楽になりストレスが減り、人生が変わるでしょう。

銀行員のステイタスを保つか、人間らしい仕事をするかを考えてみると良いでしょう。

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