ADという仕事、アシスタントディレクターですね。やはり将来的にはテレビ局の実権を握り、メディアに大きな影響を与えていく立場になれる・・・という野望を持てる仕事です。競争率がハンパではなく、労働環境もかなり激しいことで有名な仕事です。その過酷さは想像をはるかに超えます。
昔のように、ADがチーフプロデューサーから殴られたり蹴られたりというのは減りましたが、とにかく仕事が忙しくずっとテレビ局に常駐して眠れないというのが現実です。
なぜならADは雑用係なのでテレビ収録をしている間はずっといなければいけません。言われた用事をこなして10分寝て、また用事をこなして20分寝るみたいな、ものすごい世界です。
トイレの個室で寝ていたり、普通に廊下で寝ていたりするのもよくある光景で、それを一般のタレントが引きつった目をして通り過ぎていきます。
休みは完全に労基法違反で、一か月休みがないなんて普通の業界です。女性ADもいますが当然女を捨ててますし、風呂に入る時間も無いくらい時間に追われている・・・
ってこうやって書いてても、「この仕事,将来出世できなかったら最悪だな・・・」と思うのは私だけでしょうか。
もちろんそういう野望があって、どんなことが合ってもテレビ業界でのし上がっていくという気概のあるひとならいいです。
ただ、そうでない普通にあこがれだけでADになったり、なんとなくADになった人にはちょっと厳しい職業ですよね(;^ω^)
ここではADの世界の闇と転職するときの行動方法をご紹介します。
ADは労働法というものは全くない世界ですそこは今更ですけど改善されません 無法地帯な労働環境を覚悟してADになったんですよねあなた
労働基準法というのが法律でありますが、ろくに機能していないのが現実です。100円のものを万引きしても逮捕されるのに、サービス残業をいくらでもやらしても捕まらないという強制力の低い法律ですからね。これ意味あんのか?と思います。
労基法完全無視の業界がADがいるテレビ業界ですね。外食産業や広告業、金融業など並んで業界自体がブラックで有名です。
なので、ブラックとわかってADになっている人がほとんどなんですが、それが「想像以上にブラックだった」→「だから辞めたい」という図式になるのが現状です。
冒頭に書いたようにすごいですからね。寝れませんし永遠に仕事をしています。なので当然離職率も高くて、一日で辞める人もいますし、どう頑張って耐えても3~4年で辞める人がかなり多いです。
そのためADは常に人手不足です。そのまめADには簡単になれます。ADになる→仕事がきつくてすぐ辞める。
こういたことスパイラルで続いているのが現状です。
そのためある意味ADを辞めたいと思っているあなたは「当たり前」なんですよね。そこは落ち込む必要は全くありません。
ただ、今後ADをやっていくのか?それとも辞めるのかは早めに決断したほうが良いです。転職するにしても若い方が有利なのは転職では鉄則ですし、こんごネットの普及のためにテレビ業界というかテレビ時代の視聴者がかなり減っているのが現実です。
個人的にはテレビの時代は10~20年の間に終わるんじゃないか?と思います。今のスマホを使えている世代が定年退職すればテレビって見ないような気が・・・
話がそれましたが、ADの世界の労働環境が改善されることは無いでしょう。そのまま勤めるなら、現状の環境でやっていけるかどうかを自分で判断する必要があります。
よくADの仕事がテレビで出ますけど、これってディレクターになれない人のほうが多いわけですよね。このままずるずるADやってると年齢ばかり上がって転職市場での価値が下がってしまいます。
どうしても死んでもADの仕事じゃなければ嫌だっていうならしょうがないですけど、こんな労働環境で何を求めれるのかわかりませんが、さっさと違う職業について落ち着いた人生を歩んだほうがイイと思うんですけどね。違いますかね?
絶対にテレビ業界でのし上がってやるという確固たる信念が無い限りはADを続けるのはお勧めできません
ADをやっている意味って「テレビ業界でのし上がってやる」というくらいでしょうか?たしかにテレビ局の上層部に行くことができればかなり社会に影響力を持つような、やりがいの仕事ができるようになりますね。
その代償というべきがADでの過酷な労働になってるわけですよね。なので、そのモチベーションがすごいレベルで高い人。
「俺はテレビ業界でどんなことが合っても、死んでものし上がってやるぜ」
というくらいの強固なマインドがないととてもやっていけません。あなたにそのマインドはありますか?そのマインドがあって、それを10年キープできる自信があるならAD業界を辞めるべきではないでしょう。自分の好きなことですからとことんやるべきです。
逆にそのマインドが無い、もしくは「ゆるい」場合にはADを続けるのはあまりおススメできません。途中でつぶれて30歳を超えたような中途半端な年齢でADを辞めたら、転職するにしてもかなりきつくなってきます。
決断は入社してから遅くても5年以内くらいにはしたほうが無難です。できれば20代のうちのほうが異業種に転職するにしてもまだ未経験での求人も多いからです。
ズルズルと決断を伸ばすのはあなたの人生にとってマイナスになってしまいますよ。
これって夢を追うのは普通の仕事をしながらでもできますからね。別にADやらなくても仕事しながら小説書いてる人もいますし、サラリーマンから事業を起こす人もいます。
ADの仕事って激務だけどスキル的なものが何も得られないじゃないですか。なんでも屋で特殊なスキルがあるわけでもないですから、ディレクターになれる見込みが無くて30代を過ごすと人生破たんしますよ。
ADはスキルは少ないですが転職市場では体育会系の学生以上に好感度があります
ADからのほかの会社への転職って難しいんじゃない?思うかもしれませんが、ADの職歴は面接時には受けがいいです。その理由は「仕事が激務で体育会系の職場」というのが世間的にわかっているからです。
1日とかで辞めてしまったら話になりませんが、2年以上ADをやっていたなら、かなりの「我慢強い人材」という見方をされます。
面接する人は中年の男性が多いので、そういう「根性的なもの」がまだまだ好きな世代です。面接官には受けのイイ仕事であるのがADの仕事です。
体育会系の学生が面接で有利なのと同じ理由ですね。バイタリティがありそうで、コミュニケーション能力も高そうなイメージがADの仕事にはあります。
というか現実にそうでなければADの仕事はこなせませんしね。そういう意味でも転職で不利になることはありません。
ADからの転職活動はやはり辞めてからの就職活動になるでしょう。ADやりながら転職活動は無理ゲーです。寝る時間もない労働環境で働きながらの転職活動は無理ですからね。
転職活動に不安を覚える必要はあまりありません。ただ、一人での転職活動はどうしても面接対策や求人を調べるのにも効率が悪いですし一人でやってるとどうしても意味もなく不安になるものです。
その場合は転職サイトを利用して、求人情報を提供してもらうのがおススメです。
ADの仕事はあこがれだけでやってはいけない仕事
ADの仕事って最初はなんとなく「業界」にあこがれて始める人が多いんですよね。仕事内容はただきついだけで長時間労働で無理難題を解決して区だけの仕事です。
これって別に、ハッキリッてしまうと根性・忍耐・体力だけあれば誰でもできる仕事なんですよね。
こういう仕事って個人的期にはぶっちけありえません。仕事って効率を考えてなるべくする無い労力で、利益を得るってのが仕事のやり方だと思ってるからです。
ホントとくに日本てとにかく「がんばって長時間働いている人がエライ」みたいな風潮がありますからね。そういう根性論の一番悪い部分が出てるのがADの仕事みたいなとにかく寝ないでがんばれよ敵な仕事です。
もっと、頭を使って効率よく仕事をやっている会社とかって世の中にたくさんありMすからね。そういう経営者(会社)のもとで仕事したほうが自分の人生が普通に向上していくと思いますよ。ただ根性だけで仕事するのってもう辞めにしましょうよ。
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