製造業の現場はかなりきついところがあります。特に四輪系の現場は3交代勤務で、重い部品を扱うのでかなり重労働です。 私は、部品を在庫のあるラックから分別してその日に使う分を生産ラインに供給する仕事をしていました。
ただ、生産量が激増していて、もう一人では限界を超えていました。フルパワーで飯もろくに食べずにやってもとても定時内では終わらず残業を3~4時間していました。
体力的にもかなり消耗していましたが、当時はまじめだったので何とかやりきろうと毎日必死でしたね。 そのうち、悪夢を見るようになったんですよ。訳の分らない冗談みたいな悪魔が出てきて追い回される夢です。
その悪夢を何回か見たとき「こりゃヤバイな・・・」と思いました。そこでグループリーダーに「仕事がキツイ」と打診しました。
そのリーダーは別に意地悪をするとかではないのですが、ただ仕事を回したるだけという感じで「大丈夫大丈夫そのうちできるようになるさ」とか言って適当に私の言ったことを簡単にスルーしていましたね。典型的なサラリーマンにいる「会社にいればまあいいや」的な人でしたね。
悪夢とか見た時点でけっこううつ病になっています。特に夜眠れないとかだと、かなり、うつ病が重症になっていますからね。このまま仕事を続けると当然ですけどある日突然体が重くなって全く動けなくなってきます。まあこの後悲惨なことになりましたよマジで。
もうキツイデス自分の限界を超えていますといってもまったく聞き入れられない ぶっちゃけ最悪ですからね会社ってね
そんな、「仕事がもうダメだ限界です」と何度か打診しても状況は変わりませんでした。
当然ですけど、だんだん相対したり、会社にこれなくなってきます。今考えるとすでに「うつ病」でしたね。朝起きられなかったですからね。
それでもなぜかやることは同じでまったく同じでした。そして当時一人暮らしをしていて会社帰りにふらふら立ち寄った
定食屋で、定食をたべならがなぜか涙がこぼれまくりましたね。うつ病になると感情のコントロールとかがまったくできないんですよね。いま考えると当時は本当にまじめでした。こんな状況になっても「会社に行って仕事をしよう」とか思っちゃってた自分がアホみたいです。
今か考えてみるとものすごく反省しています。「仕事を体を壊してまでやり続けることが当然」「体より仕事が優先」みたいになってました。 そんな風に洗脳されてましたからね。なにか得体のしれないものにおびえていました。会社で仕事ができなくなったら「生きていけないんじゃないか・・・」そんな風な得体のしれない何かです。
今思い出すと笑っちゃいますよ。仕事なんかしなくても生きていきえますし。生活保護でもなんでもあるし今の日本で身体さえ動けば死ぬことはありません。
でも仕事を限界までやり続ければ電通の新入社員の女の子のように「命を絶つ」こともあるんですよね。そこに気づいたのは大きな収穫でした。
うつ病が発症して電話したとき「○○さんいつごろ出てこれますか?」と言われた その時転職を決意した
当然その後、うつ病が悪化して完全に動けなくなります。本当に動けなくなるんですよね。心療内科とかに行くのも大げさですけど歩くのもしんどいですからかなりきつかったですね。
もちろん心療内科ではソッコーで「うつ病」で「すぐに休職して休まないとかなりヤバイ」とお墨付きをいただきましたハイ。 それを電話で連絡した時にそのリーダーが
「いつごろ出てこれますかなるべく早くお願いしますね。」
とか言いましたよ。
その時なにかが切れたんですね。「俺ってなにこんな奴に連絡とか入れてるんだアホジャねえか」と心の底から思いましたね。
それからですよ、半年休職して復帰したんですけど、仕事とかもう適当ですね。仕事が終わらなければ放り出して定時で買えるようにしましたww
残業とか一切断って、ブツブツ言っても完全無視ですね。悪口言われようが、イジメに合おうがどうでもいいですし完全にスルーしてました。何言われようと殴られるわけでもないですし、会社行ってりゃ給料もらえますしね。
ここで気づいたんですが、
「マジメに仕事をすればするほど、どんどん仕事を押し付けられて仕事はエンドレスで増えていく」
というカラクリに気づきました。
いやこれって仕事やらないやつって仕事を与えられないですし、正社員ならそう簡単にクビにできないって判明しましましたからね。そんな感じでテキトーにやってましたよ。 でも決して仕事が嫌いなわけじゃなくて「その会社でマジメに仕事をする気は全くなくなった」ということです。
仕事って仕事ができる人ほど仕事が押し付けられますからね。だってあなたの職場でも仕事が全然できない人とかいるでしょ?そういう人って、仕事増えないというか、仕事を振られないですよね。どうせできないと思われてるのでね。
これ見ると仕事できない人のほうがいいわけですよ。マジメに言われたことをこなしていくと、無制限で永遠に仕事が増えていきます。こうなってくると本当に悲惨ですからね。マジメで仕事ができる人ほど仕事が増えていくという矛盾はもう辞めてほしいです。
けっこうこれに早い段階で気づいてる人もいますよね。だからあえて「仕事ができないふり」をしてる人も結構います。
頭いいですよね。私はそれに気づくまでけっこう時間がかかりました。仕事はキチンとやりますけど、スピードを遅くしたり、無理な仕事を押し付けられた時はわざとミスしたりしてますよ。これがイイか悪いかわかりませんけど、自分の身は自分守らないとね・・・・まあ賛否両論あるでしょうけど何言われても私にとってはどうでもいいことです。
それでもって転職サイトを利用して転職しました とにかく優良な求人を紹介してくれるのでメッチャ助かりましたよ
でもさすがに、その会社に嫌気がさしていたので、転職をしようと思い活動をしていました。
転職サイトを利用して、こんなたいしてスキルもない私にもきちんと希望の求人を紹介してくれましたよ。 ほんと助かりました。そのおかげで今は別の製造業で技術の仕事をしています。機械のメンテナンスや改造を主に担当しています。
働きやすいですし、なにより仕事がガンガンふえていくこともありません。まあ自分で抑えているというのもありますしね。 仕事をやればやるほど、もっと仕事を盛られるというのはよくあることです。そこは自分の身は自分でまもるということに気づきました。
あと「うつ病」を経験しことで、「仕事より自分の身体の方が大事」という本当に当たり前のことに気づきました。
これに気づいていない人は多いです。あなたは大丈夫ですか?当たり前ですけど体を壊したら仕事どころじゃなくなりますよ。
製造業の仕事も、けっこう部署によってユルイ部署とキツイ部署ってのが多いです。
また、あえて言うなら同じ会社でも工場によって仕事が楽な工場と、仕事がきつい工場があります。それを考えるとそりゃあ仕事が楽な工場に行ったほうがイイですよね。工場の仕事が楽だからとかきついからとかで給料に差があるわけじゃあないですからね。
そのあたりの当たりはずれがあるので、もし工場で仕事がきついならほかの工場とかの様子を聞い異動願いを出すのもアリですね。ただ、異動願いとかってほとんど希望を受け入れられないのが現実です。
だから、工場に仕事がきつい場合は普通いさっさと転職したほうがイイですよ。工場の仕事は種類はちがうとはいえ工場経験者ならどの工場行ってもたいてい仕事はできますからね。できればフォークリフトとかの免許とか持ってれば、工場での就職に困ることはないでしょう。
工場を受けるときには工場の現場見学とかあると思うので、その時に工場経験者ならこの工場の仕事がきついかユルイかは大体わかると思いあす。ユルい工場は全体的仕事が緩いですからね。
そのあたりできつい工場を回避すればいいわけです。
仕事が楽というか、体力的にしんどくないのは作っているものが小さいものモノの工場がイイですね。
精密機械って意味じゃなくて、作ってる部品が手に取れるようなものの工場が一番楽な感じがします。大きな部品とかは単純にリフトで持ち上げたり労力がハンパないですから、部品の多きさとかも工場選びの判断に加えていったほうがイイでしょう。
やっぱ工場の魅力は人間関係が薄いってのと、仕事がルーティンなで覚えることが普通の仕事よりも割と少ないってことがありますからね。せっかくならそのメリットを十二分に享受していきたいところですね。