クラッシャー上司なんて言葉があります。パワハラしまくって部下に暴言を吐き、ネチネチとした陰湿な対応でとことん追い詰めてくる上司のことです。
私もこういった上司がいるとは思っていましたが、実際にいるんですよ会社に。その上司が直属の上司になると、どれだけきついかは表現できないくらいです。本当に今生きているのが不思議なくらいな状態です。
「お前何のために仕事してるの?もう来なくていいよ」
「これやっとけできるまで帰れねえからな。」
「なんでこんなことできないの?お前親かな何教わってきたの?」
「俺の日本語わかってる?本当にバカだなお前。」
「もうお前死んでもイイよ。会社にいなくても同じだから」
「え?お前まだ会社にいたの?早く辞めちまえよ」
こんな言葉を平気で吐くのがクラッシャー上司です。今時の会社でこんなことがあるんですよ実際。結局「サイコパス」なんですよね。サイコパスていうのは、「悪いことをしても罪の意識が無い」ということです。
そう罪の意識が無いので、いくら人をイジメてもまったく罪悪感がありません。それでいて、頭も悪くないので、これ以上やったら法に触れるというギリギリの線は心得ています。だからとことん追い込んできます。
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しかも、みんなこの上司がクラッシャー上司で何人も部下を潰してきた「実績」があるにもかかわらず、会社側は何も対処しません。本当に「何も対処」しないんです。
なぜなら会社は会社の利益が上がっていればいいからです。こういって部下をつぶしていたとしても、会社にとっては「部下を使いまくって利益を上げている人間」くらいに見られているからです。
あと、ドラマみたいにあなたを助けてくれる同僚とか上司とかはいませんよ。現実では人間、自分に被害が及ぶかもしれないことには顔を突っ込みません。だから絶対誰も助けてくれません。
「誰かが助けてくれるだろう」という甘い考えは持たないでください。現実ですから。
まず、クラッシャー上司を潰すには結論を言うと労働基準監督署にそのパラハラ具合をボイスレコーダーなどに録音して報告することで潰すことができます。たいてい労働基準監督署から会社に勧告がきてその上司、左遷の移動かうまくいくと辞めさせることができます。
クラッシャー上司の潰し方は下記の記事を参照にするか後述するSさんの体験談を見てみてください。
クラッシャー上司の特徴 今更知りたくない人はスルーしてください
くらっっシャー上司の特徴です。今更詳しく知りたくないひとはスルーしてくださいね。
クラッシャー上司の特徴は「部下をつぶすことが生きがい」という曲がった人格を持った人間のことです。
部下ができないことを普通なら教育して育てていくのが上司の役目ですが、「なぜできないんだ」と問い詰めて怒りまくります。
問い詰めるだけで、どうすればできるかは指示しません。当然また同じ失敗をするので、また問い詰めます。
部下が自分より仕事できるようになってしまっては困るからです。
クラッシャー上司のわかりやすい特徴は、ミスは部下の性にして、成果は全部自分のものにするという冗談のようなわかりやすい性格を持っています。まあ、これも冗談みたいな本当なことです。ある意味わかりやすい「人間のクズ」です。
そして一番厄介なのは、部下をつぶすことを「悪いこと」をは全く思っていないことです。
自分が大好きなナルシストが多く当然プライドも高い。自分がどう見られているかを気にしている臆病な性格です。
そんため、他人に的確に自分の悪い部分を指摘されると感情が爆発し一気に攻撃的な態度になります。
プライドが高いので、努力はするので自分自身の仕事の能力は高いのですが、失敗を絶対に認めたくないので、ミスを指摘されたりすると、それを当然のように部下のせいにします。そして、正しいことを言う人間を恨み報復する行動をします。
とことん人を追い詰めることで自分の存在を確認するという完全に歪んだ人格を持っているため、一種の精神的な病気なんだと個人的には思います。
ただ、仕事はそこそこできる傾向があるので、会社側は昇進させて権限を与えることも多いです。
こうなるとその一緒の部門にいる人間は全員が不幸になるという悲惨な状況に陥ります。
とまあ、クラッシャー上司の特徴を書いてみましたが、ため息が出ますよね。
「こんなやついるの?」
と思うかもしれないですけど、私が現実で知ってるだけでも6人はこういう人間がいました。まだ20年はサラリーマンやってないですけど、それでも6人いたので、定年まで勤めれば20人くらい入間もしれません(^O^)/
まあ、こういうやつと出会ってしまったらさっさと逃げるべきですよ。逃げることを「かっこ悪い」とかおもってるバカにはならないでくださいねマジで。
真面目な人はクラッシャー上司に付き合ってうつ病になり破滅する
実際に私が勤めていた職場のことですが、クラッシャー上司のもとに異動になり半年間耐えて仕事をしていたSさん。
真面目な性格でいままで一生懸命仕事をしてきました。仕事ができるタイプだったのが、そのクラッシャー上司にとって面白くなかったのでしょう。集中的にSさんの仕事のアラを見つけて何度も何度も説教します。
Sさんは半年で体重が10キロ落ちて、ストレスでガリガリになりました。そして半年たったある日、朝起き上がれなくなりうつ病を発症。半年間休職しまいた。
そのあとSさんは職場に復帰することはできず、2年ほど無職の期間を経て今は、同業種の別の会社で働いています。
2年間も精神的に回復するまでかかったわけです。
真面目に生きている人ほどこういったクラッシャー上司の餌食になりやすく、もしこういった上司にあたったら「それなり」の対応が必要です。
それは労働基準監督署に直接訴えたほうがイイです。なぜなら、会社に相談してもまったく動いてくれないです。これはガチなので、会社に相談しても無駄無駄無駄無駄です。
クラッシャー上司の対応策は労働基準監督署に相談するか転職しかない
もしクラッシャー上司にあたって、もう限界でどうしようもないという状況になったったとしましょう。
そうしたら、まず会社の人事部や総務部に相談します。メールでも手紙でも直接行くでもいいのでその部署に相談にいきましょう。
クラッシャー上司のその上の上司に相談するというのがセオリーのような気がしますが、それをしてもほとんど状況はかわりません。
なぜなら、そのクラッシャー上司の上の上司は、やられている部下を見ていてなんらかの対策をしてこなかったからです。
事なかれ主義に決まっていますし、絶対に動いてくれません。ちなみにSさんもそうしましたが同様の結果でした。
まず会社を当てにするのはやめて、最寄りの「労働基準監督署」にいってクラッシャー上司の件を報告しましょう。
意志から処方された「うつ病」の診断書を持っていくのがさらに効果的です。
そうすれば、労働基準監督署が会社に「勧告」をしてくれます。会社というのはこういった公的機関からの勧告の相当敏感ですし弱いです。
ちなみにそのSさんは労総基準監督署に行ってクラッシャー上司の件を報告しました。会社が全く動いてくれなかったからです。
さすがに労働基準監督署からの勧告があったため、そのクラッシャー上司は異動させられ部下を持たない仕事をするようになりました。研究職みたいな感じの仕事です。
この方法が最善とは言えませんが、現実的に会社が動いてくれないなら公的な機関の力をかりるしかありません。
労働基準監督署に行くのはなかなか躊躇しますが、自分の身を守るためには必要なことだと思います。
ちなみに、労基からの警告の書類とか、医者の診断書には会社はめっぽう弱いんですよね。
会社はこういった「公的な書類」みたいのにはめっぽう弱いです。こういう書類一枚で状況は一変するので、とにかく「書類」です。公的な紙切れ一枚のほうが、いくら言葉を並べるより効果があります。
クラッシャー上司に出会ったら迷わず転職も視野にいれましょう
先ほどのSさんですけど、頑張って耐えて2年間うつ病で人生を無駄にしてしまったわけですね。
2年ですよ・・・・クラッシャー上司に出会って、数か月で「こりゃもうだめだな」と思ったら迷わず転職も視野に入れたほうが良いです。
病気で寝込むよりそのほうが、結果的に前向きですしなにより安全です。
転職のリスクと体を壊すリスクを天秤にかければもう答えはわかっているはずです。体が壊れれば仕事自体ができなくなるわけですからね。
クラッシャー上司に合うと実際自殺するケースも後を絶ちません。そんな上司を普通に泳がしている会社に未練は無いはずです。
転職が怖いという人はもう真面目すぎる生き方を変えてみませんか?