転職する理由は人によって様々です。
「給料が今の会社は安くて不満だよホントに」
「この会社では自分のやりたい仕事ができない こんな仕事じゃない」
「こんなブラック企業では精神的にもう限界だ」
「パワハラ上司のいじめで死にたい もう辞めたい」
「いやもうお局様にいじめられて辞めたい」
「こんな給料じゃあ生活できない」
「もう限界だこの会社にいたら過労死する」
「もうダメだこの会社にいたら自殺する」
こういった理由が大体のところを占めているんじゃないでしょうか。
ものすごくシンプルにいうと「入った会社が自分の予想していたレベルの範囲を超えていた、超悪い意味で」ということです。
特に新卒で会社に入るときは、一応会社を調べたりOB訪問なんかでどんな会社かわかっているつもりでも、実際にはその会社に入ってみないとわからないというのが実際問題であります。
ある意味、会社に入るのはどうしても「ギャンブル的な要素」は絶対ついて回ります。
いままで会社でうまく行っていたとしても、いきなりサイコパスで陰湿な上司が出現すれば次の日から地獄が始まります。
会社は人生と一緒で予想外のことばかりです。
上司に嫌われればいくら仕事ができても出世できませんし、それこそ激務なブラック企業に間違って入ってしまえばそこでずっと働くのは不可能でしょう。
その予測不能なことで最も厳しいことが「人間関係」なんですね。人間関係って自分では全くコントロールできない部分です。
どんなにホワイト企業に入っても、直属の上司がパラハラ上司だったらブラック企業と同じになってしまうからです。そこには、仕事ができるとかできないとか、いい会社だからとか全く関係ない運の要素だけなんですよね。
仕事は計画通りには行かない いい会社に入ってもくそ上司とかいたら終わり 人間関係はコントロールできない
それこと人間関係が一番予想外です。
それまで順調に仕事をこなして、30代で係長になり課長への昇進も視野に入ってきました。
しかしある日、異常に細かい神経質でしかも長時間労働をエンドレスでさせる支店長が赴任してきました。
その支店はその日を境に地獄と化していくのでした。
毎日深夜12時まで意味不明な資料作り。その資料を作っても永遠に支店長からはOKがもらえないので、仕事はどんどんたまっていきます。
支店長の指示は抽象的で仕事を進めたいのか、それともただ邪魔してるのか?というレベルの仕事の指示の仕方です。
こういう状況では当然その支店の成績も下がっていきます。その責任は、課長と係長にあると役員に報告されます。
あなたは死に物狂いで仕事をしているのに、成績悪化の責任を負わされ出世の目も完全になくなります。
そして、ある日朝起きると、体が動かなくなって布団から抜け出せません。
そう「うつ病」を発症して出社ができなくなります。会社を休職すうことになり数年間社会復帰ができなくなってしまった・・・・・
というストーリーが本当にあるんですよね。これ一人の男が赴任してきただけでおこる「人間関係」からの出来事です。
関連記事:うつ病の自覚症状がある場合はすでに重症の場合が多いですよ
こんなの予想できますか?実は少し脚色していますが、私の身近な人のストーリーです。
ちなみにこの人は、うつ病から回復してくると、完全に人生観が変わり、会社の仕事は適当にやって給料だけもらえばいいや的な考え方になりました。
そして副業をしてある程度収入が得られるようになって会社を退職。今はその副業が本業になって会社にいたころより稼いでいます。
結果的には、会社にいるころより収入がある状態なんですね。
こういう会社では人間関係の「不慮の事故」みたいなものが転職理由の8割以上を占めています。
表向きは「自分の可能性を高めるため」とか「もっと高いレベルで仕事がしたい」ということを言いますが、本当はこの「人間関係がいやになった」を言う理由での転職が最も多いわけです。
そう、結論を言ってしまうと、転職を決める理由ってのは表向きはキャリアアップとか仕事が合わないとか言っていますけど、9割近くが「人間関係が悪くて耐えられなかった」と言うことが多いです。パワハラ上司とかに追い詰めらられて精神的に限界が来るってことですね。
関連記事:パワハラ上司は毎日説教してきます
転職するか決めるのは満足度が60%異常だったら転職はしないほうがいいです 満足度が100%の会社はありえないですからね。
こういった人間関係の予想外のトラブルなどがあるので、正直、100%の満足できる会社といのはむつかしいですね。
仮に満足していても、こういった予想外なことがトラブルがあるので、満足度を絶えず「60%以下にしないように」するべきです。
例えば人間関係が厳しいトラブルがあったらまず異動を申請する。精神的に限界がこないうちに自分で心療内科を受診して診断書を取り休職してしまう。
ちなみに休職しても傷病手当金がでるので、金銭的にはそれほど困ることもありません。
なるべく会社を辞めずに対応できることをしてみる。そして会社への満足度が60%以下にならないなら止める必要はありません。
満足度60%って自分で思える会社ってかなりいい会社ですよ。そもそも、どんなにいい会社に入ったって不満は出るものです。
私も転職してホワイト工場に入って、かなり転職には満足していましたけど、それでも、そりゃ嫌な上司とか同僚とかいたし、仕事はユルいですけど仕事邪魔するような輩はいましたからね。満足度は70%ってところでした。
しかし、以前勤めていた地銀なんて、満足度で言えばマイナス170%くらいですからね。毎日パラハラ上から説教されてサービス残業でノルマやらされて挙句うつ病になったのでそれにくらべたら、満足度が70%って最高ですよ。マジで。
ただ、完全に仕事が嫌でしょうがないなら転職です これには理由はあません なぜなら転職しないとうつ病になるからです
ただ、こういったトラブル対応をしても、どうしようもないケースはあります。
会社への満足度が60%以下、半分を割ってしまったら結構厳しいです。
会社にはもちろんお金のため、生活のために働いているですけど、それ以上に「承認欲求」や「自己実現」のために仕事をしているという部分が大きいからです。
平たく言うと「人から認められたい」という部分ですね。満足度が半分を割るとこの部分が極端に低くなってきます。
そうなると仕事への意欲が無くなってきて深刻な状態になってきます。それほど仕事への満足度は大切なんですよ。仕事はある意味生活をするためと「自分を表現するため」という部分もあるので、そこを失ってしまうと今やっている仕事への意欲がゼロに近くなります。
でもまあ、承認欲求とかが無くなっても仕事がある程度ユルクて、人間関係が悪くなければそれなりに仕事って続けられるもんなんですけどね。そこでさらに人間関係とかが悪くなってくると一気に仕事の満足度は0%を超えてマイナス120%くらいになります。
そうなるともう手遅れです。承認欲求も満たされず人間関係までわるくなると、そこのいる「意味」すらなくなってくるので、生活のためと割り切っていてももう精子的に厳戒を肝がんに超えてしまいます。職場にいるのが耐えられなくなってくるんですね。
そこで我慢してると高確率でうつ病になるわけですよ。人間でストレスに強い人ほどうつ病になりやすいです。なぜなら、ストレスに強いという自覚があると無理して仕事をしてストレス溜めまくって、うつ病が爆発するわけですね。そういう人をたくさん見てきました。
マジメてストレスに強いと自分を「過信」している人がうつ病で社会復帰できないくらいなダメージを置くケースが多いです。
意欲がゼロに近くなったら・・・ その会社にいる意味が無いということです 自分の心が答えを出している証拠です
その会社で働く意欲がゼロに近くなったらどうする・・・・・これ言いたくないでですけどそりゃ簡単です。転職しましょう。
いやいや、意欲が無くなったからって転職ってどうよ?と思いますけど、その意欲がなくなってくる過程では
「人間関係」「体調不良」「仕事への不信感」
などのトラブルがあったわけです。
意欲が無くたってきたときは、特に人間関係が悪化しているときです。そのままいくと精神的に限界を迎えるパターンがほとんどです。
健康を害すると本当に「うつ病」いなり社会復帰が半年~数年かかってしまいます。これは意外と「自分は精神的に強い」
と思っている人ほど「うつ病」なりやすいです。その理由は自分は強いと思って「我慢し続ける」からです。
人間て思っているほど強くないですよ。ストレスがたまると簡単に精神的にダメになりますし、神経性の胃痛やガンになったりします。そうなってからでは人生のやり直しがきかなくなってきてしまいます。
結局、まじめで頑張り屋さんが後々悲惨なことになるのを今までたくさん見てきましたからね。そこまで深刻に考えて仕事ってやるもんじゃないですよ。
自分の身体の方が大事だし、そもそも会社の人間関係とか激務がある日突然、改善する・・・・人間関係がよくなったぜ、急に仕事が楽になったぜイエイーってことは死んでもあり得ませんからね。