トリマーっていう仕事は、動物を相手にする数少ない仕事です。トリマーの仕事に就く人は「動物が好き、犬が好き」といった人がほとんどなんじゃないかと思います。
動物が嫌いって人がトリマーなんて仕事毎日できないですからね。
私も動物は好きですし、今は買ってないですけど犬を飼っていたこともあります。かわいかったですからね。
ただ、動物は好きですけど、トリマーの仕事をやってみたいかというと答えはノーです。トリマーの仕事って「仕事」と考えると労働とリスクの割には給料も安いですしあまりに割に合わないな…と思うからです。
知人でトリマーをやっている人もいますが、たいてい3~4年で辞めてしまって、転職したり結婚して別の職についたり主婦になったりするパターンが多いです。
これってどうしてなんでしょかね?一見、動物が好きなら天国のように見えるトリマーの仕事も現実はかなりきついケースが多いようです。
動物が好きなだけではやっていけない 辞めたくなる要素は意外と多いトリマーの仕事
トリマーの仕事はきついうえにリスクが高いんですね。具体的に挙げていくとこういったことがあります。けっこう動物を扱う仕事ってのは苦労が多いもんなんですよね。
動物が好きだからできると思ったらハードで体力が続かない
トリマーって結局「動物を介護する仕事」みたいなものです。介護職はかなりハードな仕事ですよね。動物も小さい犬ばかりならいいですけど、大型犬になると普通に人間と同じくらいの犬もいます。
それを押さえながら、カットしたりするのって並大抵じゃないですよ。人間じゃなくて動物ですからね。言うこと聞かない犬もいます位
暴れたりしたらそれこそ押さえつけるころだけでもむつかしいです。飼い主ならともかく、動物でも「お客さん」なので、しばいたりはできませんしね( ;´Д`)
また、これも介護と一緒ですけど、動物の糞尿まみれになりますからね。私は動物は好きでけど、これが一番トリマーの仕事で嫌なところですね。
一言で言うと不衛生です。こんなことを気にする人はトリマーなんかやってられませんけど、ちょっと私には無理な仕事です。
介護職、美容室と一緒で肌のトラブルや体の不調悩まされるところがキツイ
トリマーは介護職と美容室のキツさを両方兼ねそろえています。美容室と一緒ですけど、刺激の強いシャンプーリンスを使ってそれを毎日使うわけですから、手が荒れます。また、介護職と一緒で力を入れて犬を抱き起したりするので、腰とかを痛めがちです。
腰と一度痛めるとなかなか回復しないので、かなりきついですよ。これが原因でトリマーを退職する人も後を絶ちません。
結局は人間関係もかなり重い仕事になってくるのがトリマー
一件動物が相手なので、人間関係でのトラブルが少ないようなイメージがありますけど、トリマーは美容室と一緒で、職人的な上下関係の人間関係がありがちです。先輩からのプレッシャーなども大きい場合があります。
それだけならいいのですが、トリマーは動物の飼い主からのクレームがとても多い仕事です。これは経験した人ならわかるのですが、動物を飼っている人がやさしい人間だっていうのは全くのウソですね。
ここの刈り方が気にくわない、イメージと違うといったイチャモンに近いクレームをつけてくる飼い主もいます。そういったクレームにでも丁寧に対応していくわけですから精神的なストレスは溜まっていく一方です。
とにかく給料が安い 男性では家庭を持つことはほぼ不可能なレベルの給料です
トリマーってっ給料が15マンくらいですよね。これって手取りだと12万とかになるじゃないですか・・・
普通い生活できないですよね。そう動物がいくら好きでもトリマーを仕事として選べないのはこの「給料の安さ」なんですよね。
仕事の内容は普通の仕事よりも格段にハードな割に給料が安いわけです。
これって何度も出てきますけど介護職や雇われている美容師と一緒なんですね。しかもテキトーな会社だと社会保険や厚生年金とかも整備されていないこともあって、最悪です。
福利厚生などあったものではありません。
それでも「動物が好きだから」というりゆう「だけで」トリマーになる人がいるわけですね。
こういった現実を理解したうえでトリマーになりならいいのですが、こういった現実を知らずにトリマーになるとかなり悲惨なってしまいます。
精神的にきついのを無理してトリマーの仕事を続けているとうつ病なる危険もあります
こういったトリマーの過酷な状況をまのあたりにしながら、仕事を続けていくと、かなりの確率で「うつ病」になる人がいます。
激務なうえに人間関係もきつい、しかも給料も安い。それこそブラック企業顔負け状況を絶えていかなければなりません。
これだけ過酷な仕事でも「動物が好きでトリマーの仕事が楽しい」というなら続ける価値もあるかもしれません。
こういった一見華やかそうな美容業界とか楽しそうな動物を相手にする仕事とかって得てして給料が低いうえに、長時間労働だったりするんですよね。
逆に、けっこう地味なフツーの会社での事務の仕事とか、雑務の仕事だったりするほうが給料が良い場合がほとんどです。
その辺は、もうネットなどで情報が散々出ていますし、みんなが知るところなんですけど、どうしても女性は華やかなイメージを優先してアパレルの仕事とか、美容関係の仕事とか、トリマーの仕事とかをやってしまいがちです。
でも、なぜか地味な仕事のほうが給料がいいってのはけっこう現実なんですよね。派手な仕事ほど人件費が安く見積もられてかなり待遇が低いってのが現状です。
トリマーが派手?なわけではないですけど、結局なりたい仕事とかでもよく挙げられたりしますよね。そういう仕事って意外と給料とかはひどかったりするのがアリがちなことです。
トリマーの仕事がきつすぎて、しかも給料が安いので生活もままならない。このままでは将来設計もできないといった悩みがあるなら労働環境を変えていく行動も必要になってきます。
労働環境を変えるという意味は具体的には転職です。
ただ、転職をするといってもトリマーしかやったことがないのに転職とかできるの?という不安も正直あると思います。
そういう場合は実際にどういった求人があるのかを紹介してもらうと自分が転職できるかどうか、自分がやりたい仕事があるかどうかをイメージすることができますよ。
転職をするのが不安だという人 トリマーの職歴は役に立たないんじゃないかと思う人は一度求人を紹介してもらうと視野が広がりますよ
転職をするというとどうしても不安になります。職業を変えるのはあまりいいことではないと教育されてきているからですね。
ただ、それは間違いで、自分の人生を良くしていくためには労働環境を良くしていくために行動するのは当たり前なんでね。
そのために転職が必要になってくるですが、どうしても不安だという場合には自分の希望を言ってみて求人を紹介してもらうと
視野が広がって転職がそれほど難しくないものだとことがわかってくると思います。
優良な求人を紹介してもらって、アドバイスをもらいながら 履歴書対策・面接対策をしていけば内定をもらうのはそれほど難しい事ではありません。転職の大事なポイントはこういった「準備」です。
こういう準備は一人でやるのは大変なので、転職のプロのアドバイスをもらったほうが楽ですし効率的です。
転職サイトでは、こういう優良な求人を希望に応じて紹介してくれるので、転職に不安のある人は一度、定時で帰れる仕事休みがきちんと摂れる仕事、給料がある程度ある仕事などと希望を提示してみてそれに合った求人を紹介してもらうのをおススメします。
動物を相手にする仕事をするっていうのは、たぶん相当な動物好きなんでしょう。しかし、仕事は労働にしたいして対価をもらって、生活を豊かにしていくものなんですよね。
仕事内容も大事ですけど、給料がどのくらいとか、拘束時間がどのくらいとかサービス残業が無いとかそういうことを基準にして私語をと選んでいかないとっけこう人生厳しくなります。
「子供が好き」→保育士
「人と接するのが好き」→営業・販売
「おじいちゃんが好き」→介護
「動物が好き」→トリマー
こういった構図で仕事を選んでしまうとたいてい失敗します。なぜなら給料が安いとかそいうこをがどれだけ生活を苦しく、惨めにするかっていうのを体験していないからです。
仕事内容がつまらない仕事でも、定時で帰れて給料がそこそこよければかなり人生の満足度って上がるんですよね。なぜならプライベートが充実するかです。
教育のせいもあるんですけど、仕事で自分の人生の満足度を上げるってのはちょっとナンセンスです。仕事はあくまでも補助なので、そこはキッチリと考えていったほうがイイですね。
トリマーの仕事も個人的には悪くないのですが、労働の対価を考えると私個人はやりたいとは思いません。あくまでも私の意見なので、トリマーの仕事がダメとそういう意味で言ってるわけじゃないので誤解の無いようにしてくださいね。