地方銀行に就職のメリットとデメリット【男性就活生へ元銀行員体験談】

【男性就活生】地方銀行に就職のメリットとデメリット【元銀行員体験】

就活を控えた大学生だけど、地方銀行に就職したいな。

けど、地銀で仕事もきつそうだし実際に勤めていた人にメリットとかデメリットを知りたいな。

就職方法のコツとか知りたいな。どのくらいの学歴の人がいるのかな?

こういった疑問にお答えします。

 

本記の内容

・地方銀行のメリットデメリット

・地方銀行への就職方法のコツは「自分の地元の地銀」で「コネクション」を探しまくる

・地方銀行の仕事は「キツイ」のは本当

 

新卒で地元の地方銀行に32歳まで勤めました。どっぷり営業をやって、そこそこ営業成績は良かったです。その後製造業に転職して、今はフリーランスで食っています。

→営業成績記事のリンク

銀行員っていうと、なんか優秀なような気がしますが、実際はそうでもありません。とにかく我慢して仕事をやり続けるキャラの人が上手くいく業界と思ってもらえればしっくりきます

 

地方銀行のメリットデメリット

地方銀行のメリットデメリット

メリット

 

1.社会的な地位は抜群

2、給料はそこそこ高い

3.金融知識がつく

4.社内結婚が多い

 

 

デメリット

 

1.ノルマがキツイ

2.コネが強い人間じゃないと出世が難しい

3.サービス残業がある

4.パラハラ上司が多い(心が荒んだ人が多い)

5.学歴の派閥がある

順番に見ていきましょう。

メリットその1社会的な地位は抜群

地元の地銀に入っていると、どんな場所に行っても堂々と「○○銀行にいます」と言うことができます。

公務員と同じレベルの職業の信頼性があります。

 

しっかりとした仕事についている→安心感につながる→精神的な自信につながる

こんなふうに、自分に自信がきますよね。社会人になると割と重要なことです。

余談ですけど、合コンとかお見合いで銀行員はモテます。それだけで食いついてくる女性も意外と多いです。変な婚活女性に引っかからなければ、彼女を作りや結婚にもメリットがありますね。

 

メリットその2.給料はそこそこ高い 

地方銀行は田舎の会社の中では給料は高いです。

 

田舎だと都市部に比べて給料が低い会社も多いですけど、30代でも年収600万~800万円くらいは普通です。40代になってして支店長クラスになれば1000~1300万円くらいの年収になります。

なかなか地方で年収1000万円以上はサラリーマンではむつかしいので、地銀で出世を目指して精進してる男性は多いです。

 

メリットその3. 金融知識がつく

当たり前ですけど、金融知識はかなりつきます。

 

決算書を見て、お金をかす会社の状況を判断したりするので、決算書の見方は上達します。
銀行独特の作業もあって、書類作りのスキルも上達します。

細かい投資信託とか、金融商品とかの知識もつくので、外資系の保健会社とかに転職していく同期も多かったです。

 

銀行ではお金の貸し借り、預入の書類なので、書類の不備は許されないんです。だからめっちゃ書類作成スキル上がりますよ。

転職した時に、他の業界に行くと、びっくりするくらい書類関係がテキトーです笑。

メリットその4.交渉能力はホント高くなる

地銀では営業ノルマがきついので、ノルマ達成のためにお客さんとの交渉力はメッチャ高くなります。

 

銀行って、企業や人にお金を貸して、その利息だったり、申し込みの手数料だったりで設けてるんですよね。クレジットカードを売ったりして、その売り込みの手数料で設けたりしています。

今月は住宅ローンを3件4000万以上売ってこい
車のローンを5件500万円以上売ってこい
投資信託を10件売ってこい
クレジットカードを10件売ってこいと

たくさんのノルマがあります。これを売り込むんで、かなりゴリ押しの交渉術が嫌でも身につきます。

 

こういった営業力ってその後の人生に役に立ちます。お客さんに成約させる技術って他の営業をやっても通用しますから。

 

メリットその 5.社内結婚が多い

地銀では社内結婚が多いです。

 

理由は仕事が忙しくて、恋愛してる時間が無いから笑。

 

といっても、社内恋愛もそんなに悪くはないです。地銀の女性はカワイイ女性が多いですし、男性職員の仕事のきつさも給料をどれくらいもらってるかもわかってますからね。

結婚してから仕事の帰りが遅いとか、旦那の給料に不満が無いとかそいう心配なまずないでしょう。

社内恋愛で結婚したカップルは意外とうまくやってますよ。

 

続いてはデメリットを見ていきましょう

デメリット1.ノルマがキツイ

地銀はノルマがきついです。

 

新卒で地銀に入ると、最初は内部事務をやってから1年以内くらいに9割以上が「営業」になります。法人担当、個人担当の営業と種類があるけど、どの営業もノルマはきつい・・

具体的には

法人先への貸付
住宅ローン
車のローン
カードローン
クレジットカード
県民共済などのローン
新規の通帳を作る件数
定期預金の件数と金額
投資信託の件数と金額
公共料金(電気代など)の引き落としの件数

こういったノルマが年間計画で割り当てられます。

 

このノルマは達成する人のほうが少ないです。そりゃ簡単に達成するノルマは設定しないですから笑。

ノルマを達成してないと、毎日のようにノルマに関して上司から「どうだ?ノルマはイケそうか?」と尻をたたかれます。そう「毎日」です。これで精神的に病んでいくパターンなんですよね・・・・・

デメリットその2.サービス残業がある

地銀はサービス残業があります。

 

100%サービス残業じゃないですけど、体感的には6割くらいがサービス残業です。

 

普段の残業もそうですけど、会社では仕事が追い付かないで家に持って帰って仕事をしたり、土日とかに平日会えないお客さんのところに、「自主的に」訪問したりするので、その分の残業代とかつかいないですしね。

地銀に入るならサービス残業はあるのは覚悟しておきましょう

 

デメリットその4.パラハラ上司が多い(心がすさんだ人が多い)

地銀の上司の7割くらいはパラハラ上司です。程度の差はありますけど笑。

 

理由は、きびしいノルマと仕事量でやってると、だんだんと精神的に荒んできます。上司も、若いころさんざん上司にノルマについて毎日こっぴどく言われてきたわけです。

 

そして自分が上司になったら同じことを部下にしているだけ・・・

地銀の上司は「自分がパワハラをやっている」という自覚すらないパターンがほとんどです。

 

こういった悲しい負の連鎖でパラハラ上司が量産されていくわけです・・・

デメリットその5.コネが強い人間じゃないと出世が難しい

地銀ではコネ入社の人が多いです。

 

そしてこれが出世にも影響します。

 

実際に、地銀の常務取締役の甥っ子がいて、仕事はあまりできないですが、最短で支店長になっていました。

実力のある、役員の娘と結婚した上司は、最短で支店長→部長→役員になっていました。

 

 

地銀で出世するためには、仕事はほどほどでいいので、とにかく「コネクション」を作る戦術が必要です。

 

デメリット5.学歴の派閥がある

地銀には学歴の派閥がありました。

 

地銀は大卒者がほとんどですけど、だいたい、私大だとMARCHレベル以上、早慶なども多かったです。あとは地元の国立大学の人間も割といました。

 

私のいた地銀では、慶應大学の派閥があって、慶應の人間は出世が早かったです。

逆にそれ以外の早稲田やMARCHの私大は、営業から兵隊になって、そのままうまくいっても支店長代理(普通の企業でいうと係長と支店長の間の役職)で止まる人が多かったです。

地方銀行への就職方法のコツは「自分の地元の地銀」で「コネクション」を探しまくる

地方銀行への就職方法のコツは「自分の地元の地銀」で「コネクション」を探しまくる

地方銀行への就職コツは以下の通りです。

1.自分の地元の地銀を探す(鉄則)

2.最初はとにかく「コネが無いか」を探すのがベター

3.コネクションが無い場合は就職サイトで地元の地銀にエントリーをしまくる

1.自分の地元の地銀を探す(鉄則)

地銀に入るなら「自分の地元」の地銀に入るのは鉄則です。

 

理由は、地元の親戚がいたり、地元のつながりとかを採用に重視されるからです。

 

地元の人間なら、親戚や友人知人も多いですし、そういった人たちに通帳を作ってもらったり、取引をしてもらったりとお願いもできますからね。

そういうところを地銀の採用担当者は見ています。

 

それにあなた自身も、地銀に入った後に地元にコネクションがないときつい場面に出くわすこともあります。

出世するにもコネクションんはとても大事なので、地銀に入りたいならま「自分の地元の地銀」を受けるのが鉄則です。

 

2.最初はとにかく「コネが無いか」を探すのがベター

地銀を受けると決めたら、最初にやることは「とにかくコネが無いか」を探すことです。

 

具体的には、入りたい地銀に

 

・OBがいるかどうか(なるべく銀行内で地位が高い人がいるとオイシイ)

・地元に顔が効く親戚などがいるかどうか(市会議員や、地銀と取引のある中長期業の社長とか、地銀の役員の親戚がいればかなりオイシイです)

 

などを調べます。

意外と地元だとちょっとした地銀とつながりのある親戚は多いです。

それこそ、先ほど言った、すでに地銀に入っている親戚とかがいればその人に推薦してもらう形を撮りましょう。

 

私の地銀の同期とかも、半分くらいは何かしらのコネ入社でした。コネが無くても地銀には入れますけど、マスは最優先でコネクションを探しましょう。

 

3.コネクションが無い場合は就職サイトで地元の地銀にエントリーをしまくる

コネクションが無い場合は就職サイトで地元の地銀にエントリーしまくりりましょう。

 

実際、には自分が住んでいる県内の地銀は全部受ける・・・くらいでちょうどいいです。

そうすれば3~5社くらいはエントリーできることになりますからね。

 

地銀だけでなく、信用金庫なども視野に入れるのもイイでしょう。そうすれば幅もかなり広がります。

銀行系の受けるつもりで、就活すれば面接をしてるうちに慣れてきますし、銀行特有の用語も覚えてきます。面接も慣れてくるので内定を撮れる確率も上がってくるでしょう。

→就活サイト

地方銀行の仕事は「キツイ」のは本当

地方銀行の仕事は「キツイ」のは本当

よく、地銀の仕事は「キツイ」とい言われますけどこれは本当です。

 

きついノルマ

人件費削減で一人当たりの仕事量の増加

サービス残業

パワハラ上司

 

こういったものは覚悟しておきましょう。

その代わりに

 

社会的な信頼度が高い

そこそこ高い給料がもらえる

結婚などのがしやすい職業

といったものを得ることができる・・・・というのが地方銀行のイメージで間違いありません。

 

楽な仕事はない・・・・・・というと夢がありませんが地方銀行はこういうところです。

あなたが地銀に向いてるかどうかをじっくり考えてから、就職するかどうかを決めてください。

追記 他の業界を考えるのもアリ

あなたの地元には銀行以外にお仕事はあります。

 

公務員試験を受けるのもイイですし、製造業が盛んな地域なら製造メーカーなど給料は悪くなありません。製造業はノルマも無いですからね。

 

地銀以外の選択肢もあるので、この記事を読んだ後に自分なりにじっくり考えてみてください。

→公務員試験

→製造業転職サイト

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